ゴシップガール シーズン2 第16話より:

a rap on the knuckles(wrist)
叱りつけられる、こっぴどく怒られる


ブレアはイェール合格に全精力を傾けているが
今のところ補欠リストの第一位という状況で、
校長からは繰り上げ合格のためには、良い成績をキープするのが重要と助言を受けている。

だが着任間もない新人教師・レイチェルから、ブレアはまさかのB評価を受けてしまう。

そこで何としてもA評価が欲しいブレアはレイチェルに、今学期の評価がいかに重要か、
更に自分のように名門大学を狙う生徒にはこの時期、
甘い評価がお約束なのだと抗議するが・・・。

You’re new here, so you don’t know how it works.
あなたは新人だから、この学校の仕組みを知らないのね。(ブレア)

(中略)

Constance wants their students to get into the best colleges.
この学校は生徒を名門大学に入れたいの。(ブレア)

That’s why this free pass exists.
だからテストにもフリーパスがあるわけ。(ブレア)

The headmistress… if she knew about this grade,
校長が・・・もし彼女がこの成績の事を知ったら、(ブレア)

she’d rap you on the wrist.
あなた、こっぴどい目に遭わされるわよ。(ブレア)


headmistress 「女性校長」、headmaster 「男性校長」。

そして a rap on the knuckles(wrist) は「叱りつけられる、こっぴどく怒られる」。

これと非常に似たイディオムで a slap on the wrist 「軽い罰、軽く叱られる」というのがあり
今回のブレアのセリフは、この2つを混合したものと思われます。

違いは rap「ドンドン叩く、激しく叱る」と slap「平手打ち、ぴしゃっと叩く」、
そして knuckles 「指関節」と wrist「手首」ですが
ブレアは rap と wrist、もう一方の slap と knuckles に比べてより重量級の単語を組み合わせて
「ほんとに酷い罰だよ? ガンガン叱られるよ?」と、脅しをかけているようです(笑)。

しかしレイチェル・カー先生は、可愛らしい見た目とは裏腹に
そんな脅しをかけてくるブレアをより厳しくチェックするようになってしまいます。



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