モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン1 第3話より:

focal point
焦点、(活動、話題の)中心


NY交響楽団の指揮者から、名誉音楽監督となったトーマスの初仕事は
クラシック愛好家向けのポッドキャストの取材であった。

声だけの収録とも知らず、
身なりをカンペキに整えて臨んだインタビューだったが
話題はロドリゴの事ばかりで、次第にトーマスは不機嫌になってゆく。

Let me just say one thing.
ひとこと言わせてくれ。(トーマス)

And this may not be common knowledge, but,
これはあまり世に知られていないと思うが、(トーマス)

you know I actually judged a youth conducting competition,
私は若手指揮者コンクールの審査員だったんだ、(トーマス)

that he won when he was 12 years old.
彼が12歳で優勝した時のね。(トーマス)

Now listen, I’m not taking total credit for what happened,
もちろん全てが私のおかげとは言わないが、(トーマス)

but all I’ll say is that it was my decision to bring him here.
あの時の勝利があればこそ、今の彼がある。(トーマス)

(中略)

…Is this just going to be all about Rodrigo?
・・・これはロドリゴの取材なのか?(トーマス)

Maestro, with all due respect, no, but you know,
マエストロ、もちろん違います、ただご存知のように、(インタビュアー)

we must admit that he has become the focal point of the narrative.
彼は今、話題の中心ですから。(インタビュアー)


common knowledge「一般に知られている事、常識」。

take credit「賞賛を得る、自分の手柄とする」

I’m not taking total credit for what happened(その時の事全てが私の手柄とは言わない)
=「全てが私のおかげとは言わない」。

it was my decision to bring him here(彼がここに居るのは私の決断によるもの)、
bring は「(ある場所へ)持ってくる、(ある場所へ)連れてくる」ですから
my decision to bring him here(私の決断が彼をここに連れて来た)
つまり「ロドリゴが今ここに居るのは、自分のおかげ」という感じです。

bring で一時期話題になったのが、テレビ番組「Youは何しに日本へ?」の中で
「あなたはどうして日本に来たんですか?」の英文が

・Why did you come to Japan?

で、これだとネイティブには「何で来たんだよ?何しに来た?」みたいに聞こえる、
だからこの場合は

・What brings you to Japan?

の方が良い、という話。

これは確かにそうなんだろうと思います。

でもまあ個人的には・・・見るからに英語が母国語でない人間に言われて
そんなに気を悪くするかしら?とも思います。

私が外国に行って現地の人に「あなた何でこの国来た?」と
カタコトの日本語で聞かれたとしても、失礼だなとは思いません。

これと同じ感覚で、それを気にするあまり、言葉が出て来ないくらいなら
気にせず(表情は明るく心がけて)喋った方が良い気がします。

前にどこかに書いたかもしれませんが、これ系で私がイギリスで指摘されたのは

・enough(十分な)

より

・sufficient(十分な)

を使うように(特に人前では)、という事でした。

よそのお家でご馳走になり、おかわりをすすめられた時
「もう十分いただきました、ありがとうございます」これを

・I’ve had enough, thank you

と言ったら、

・I’ve had sufficient, thank you

の方が良い、と教えてくれました。

意味は同じだけどより丁寧、または品の良い単語というのがあるから
出来ればそちらも覚えてね、という話でした。

ともかく「なぜ~に来たのか?」と聞きたい時は、Why did you come… よりも
What brings(または brought) you… の方がより良い、と頭の片隅にメモしときましょう。

with all due respect「お言葉を返すようですが、恐れながら、失礼ながら」

そして focal point は「焦点、(活動、話題の)中心」。

話の“中心”だから、center of~ と考えがちですが
こんな時は focal point と表現するんですね。

narrative「物語、説話、語ること、話術」。

「来る」だから come とは限らず、「十分」も enough とは限らず
「中心」も center とは限らない。

英語の道のりはまだまだ、はるか彼方まで続いております(笑)。


※「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は Amazonプライムで視聴出来ます。


怪物的サービス、Amazonプライムをフル活用した英会話学習法 >>



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話