スタートアップ シーズン1 第9話より:
for a number of reasons
色々あって、様々な理由から
ある朝、イジーがオフィスに出社すると
アレックスが秘書のヴェラと見慣れない一団を連れて会議室に居るのを見つける。
何事かと彼の元に行ってみると、イジーは衝撃のオファーを突き付けられる。
ニックとロナルドをここで切って、イジーとだけ契約したい、
それがアレックスの出資の条件だと言うのだが・・・。
But they’ve been here since the start.
でもずっと彼らとやって来たのに。(イジー)
Yeah, so they’re nice guys, really like them both,
ああ、彼らは良い人たちだし僕も好きだ、(アレックス)
but I mean, how long would you say you’ve been writing this code?
だが、君はこのコードを書くのに何年費やした?(アレックス)
Five years? Seven, if you count those false starts.
5年? 失敗も含めて7年か。(アレックス)
And they’ve been here, what, a month?
で、彼らは?1ヵ月程度?(アレックス)
They just don’t bring anything to the table.
あの2人は何も貢献してない。(ヴェラ)
Yeah, we need to clear way for partnerships that are gonna mean something to GenCoin.
そう、僕らはジェンコインの成功に必要なパートナーを選びたい。(アレックス)
(中略)
…Can I think about it for a day? Or two?
・・・1~2日考えても?(イジー)
For a number of reasons, I have to act quickly on this.
色々事情があって、今決めて欲しいんだ。(アレックス)
Otherwise, I’m forced to move on. The choice is yours.
でなければ僕は降りる。 君次第だ。(アレックス)
bring to the table「(交渉の場などで)有益な事・貢献出来る事を提示する、
(相手の注意を引くべく)能力や条件を見せつける 」。
They just don’t bring anything to the table
(彼らは何も有益な事を提示していない)=「何も貢献してない」。
何だかインディーズでやっていたバンドがメジャーデビューに際して
パッとしない(と思われてしまった)メンバーが外されるとか、
そんな話に似ていて切ない・・・。
若い頃、それこそメジャーデビューを目指して
バンドで頑張っていた知り合いがいたんですが、
彼らのうち一人だけ引き抜かれたことが、実際ありました。
その人は本当にメジャーなバンドで活躍することになり、それは良かったんですが
私の知り合いも含めて後は・・・って感じになりました。
でもイジーもそうですが、話を聞いた時、
その引き抜かれた人を責められないと思いました、
めったに来ないチャンスは掴むしかないと思うので。
まあ双方つらいところですよね。
clear way for~「~を解決する、決着をつける、(行く手を阻む障害を)取り除く」。
mean something to~「~にとって何らかの意味がある、~にとって利益や貢献が期待できる」。
そして for a number of reasons は「色々あって、様々な理由から」、
直訳すると「複数の理由により」、そのままですね(笑)。
move on「(先に)進む」。
move on の「進む」には今関わっている事を諦めて次に行く、
きっぱり忘れて先に進む、といったニュアンスがあります。
Otherwise, I’m forced to move on(でなければ、僕は先に進まざるを得ない)
=「でなければ僕は降りる」。
エステの勧誘でも美味しい投資話でも、
大体契約を急かせる場合は、ロクな話でないと言われます。
アレックスも傍から見てると怪しさ1000%なんですが、
イジーの立場であれば、冷静な判断は難しいのでしょう。
やってもうた、となるんでしょうね・・・。
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