スタートアップ シーズン1 第10話より:

what’s the catch?
(真の)目的は何?、目当ては何?


アレックスに奪われたジェンコインの全権利を取り返すため
イジー、ニック、ロナルドは再び手を組むことに。

その作戦とは、イジーが前もってハッキングした
アレックスの犯罪行為を含めた全情報を、FBI捜査官・ラスクに託し
彼を通じてアレックスを社会的に潰すというもの。

さらにイジーはラスクが自分たちに協力せざるを得ないような
彼に関する決定的な情報も用意していた。

Chain of title for all of Alex’s shells,
これはアレックスの違法な会社の権利関係と(イジー)

plus, a paper trail for every single dollar that he’s made, spent, or invested since 2002.
2002年以降の彼のお金の流れの記録よ。(イジー)

She even hacked all his porn accounts from college.
奴の大学時代からのエロサイトのアカウントもある。(ロナルド)

That was just for fun.
それは面白半分にね。(イジー)

Nice work.
見事だ。(ラスク)

(中略)

So what’s the catch?
それで何を企んでる?(ラスク)

The catch is that you’re not gonna use that to blackmail him.
これでアレックスを恐喝する気はない。(ニック)

You work for us now.
俺たちに協力しろ。(ロナルド)

You’re gonna use it to bring him down without implicating us in any legal activity.
この情報を使って、僕らを巻き込むことなく奴を失脚させろ。(ニック)


chain of title「(不動産等の)権利・所有権の一覧」。

shell「貝殻、甲羅、殻、(建物等の)骨組み、外郭」、
ここでは all of Alex’s shells(アレックスの全外郭)=「彼の関連事業全ての」
というような意味だと思います。

paper trail「過去の行動や取引等の記録」。

そして what’s the catch? は「(真の)目的は何?、目当ては何?」。

catch は「捕まえる、(動物等を)わなで仕留める」などの意味があり
ここでは「(人を陥れる、または騙すための)わな、仕掛け」、
つまり「どんなわなが隠されているんだ?」=「目的は何?」となります。

bring down「打ち倒す、(社会的な立場から)失脚させる」。

implicate「(人を)巻き込む、関係させる」、
ニックは without implicating us(自分たちを巻き込むことなく)と言っています。

ラスクの弱点、といえばマディの件しかありません。

このミーティングの直前、彼は自ら命を断とうとしていたので
いわば今は死んだも同然の無敵状態、何でもやってやれ状態と思われます。

しかしラスクがイジーたちの指示を本当に聞くかどうかはまた別の話・・・。

そこがシーズン2の肝になりそうな感じです。


※「スタートアップ」は Amazonプライムで視聴出来ます。


怪物的サービス、Amazonプライムをフル活用した英会話学習法 >>



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話