ママと恋に落ちるまで シーズン2 第20話より:

rack one’s brain
知恵を絞る、頭をひねって考える、とことん考え抜く


ついにマーシャルとリリーの結婚式が近づき、テッドは乾杯のスピーチを頼まれる。

テッドは大学時代から今までの思い出を総動員して、
2人のために素晴らしいスピーチを完成させる。

You know, all this time, I’d been racking my brain trying to pick out the perfect moment to capture Lily and Marshall as a couple.
ずっと2人の完璧な瞬間を選び出そうと、僕は頭をフル回転させて来ました。(テッド)

But then I realized the perfect moment wasn’t some needle lost in the haystack of their ten years together.
でも2人の10年の中でそれを見つけるのは簡単だった。(テッド)

(中略)

You know, there really are a million things I could tell you about Lily and Marshall,
本当にマーシャルとリリーのエピソードは幾らでも出て来ます(テッド)

but really, the only thing you need to know is that ten years into their relationship,
でも皆さんに知っておいて欲しいのは、2人は10年も付き合っているのに(テッド)

they still couldn’t spend a single night apart.
未だに一晩も離れては居られない事。(テッド)

May they never have to again.
2人が永遠に一緒でありますように。(テッド)


rack one’s brain は「知恵を絞る、頭をひねって考える、とことん考え抜く」。

brain「脳」を rack「拷問する、苦しめる、悩ます」ということで
脳を酷使してアイディアをひねり出す=「知恵を絞る、頭をひねって考える、とことん考え抜く」。

pick out「摘出する、抽出する、選び出す」。

日本ではピックアップ(pick up)を pick out の意味で使うことが多いですが
英語では pick out が「選び出す」。

pick up は「拾い上げる、迎えに行く、(車に)乗せる、
(物を)途中で受け取る・買っていく」といった意味になります。

ドラマなどでピックアップトラック(pick up truck)という
後ろが屋根無しの荷台になっている車が出て来たりしますが、
あれも“(物を途中で)荷台に pick up していくトラック”と考えると
pick up の意味が想像できる気がします。

the perfect moment wasn’t some needle lost in the haystack
(完璧な瞬間を選び出すのは、干し草の中から針を探すような事ではない)
=「それを見つけるのは簡単だ」。

これは多分 find a needle in a haystack「見つかる望みの薄い探し物をする」 が元?
haystack「干し草」に埋もれた針を探す、つまり「非常に難しい事」の例えです。

May they never have to again(彼らが再びそれをしないで済みますように)
=「2人が永遠に一緒でありますように」。

マーシャルとリリーは結婚式の前は別々に過ごそうと話し合って
最初は努力するんですが、結局お互いに寂しくなってしまいそれが続かなかった、
その時の事をテッドは話しています。

本当にひと時も離れていたくないと思えるような、そんな縁が見つかったら、
大切にしないといけませんよね。


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