ママと恋に落ちるまで シーズン7 第15話より:

parenthood
親であること、親の立場


リリーとマーシャルはロングアイランドへの引っ越しを終え
親しい人を招いたパーティを計画中。

だが現在同居中の父・ミッキーは根っからの自由人なので
リリーはミッキーが何か騒動を起こしかねないと気が気でない。

その事をパーティ前に父親に話し、おとなしくしていると約束させるが
案の定、人々が集まったパーティの場でひと騒動を起こしてしまう。

We’re throwing a housewarming party in two weeks.
もうすぐ新居お披露目パーティをするのよ。(リリー)

(中略)

Bottom line, this party is very important to me, so I can only assume…
つまり、このパーティは私にとってすごく重要で、だからとても心配なの・・・(リリー)

and I say this with love, you’re gonna ruin it.
パパの事は好きだけど、台無しにされそうで。(リリー)

Lily, I promise I won’t ruin your party.
リリー、それはないと約束するよ。(ミッキー)

(中略)

Every 30 seconds, there’s another crisis that needs to be dealt with and I have to deal with it.
30秒ごとに新たな問題が出て来て、私がそれに対処しなくちゃならない。(リリー)

Oh, God. This is parenthood, isn’t it?
やだまさか。親になるってこういう事?(リリー)

So they say.
みたいだね。(テッド)

Okay, it’s official. I thought I could do it, but I can’t.
じゃあぶっちゃけちゃう。 出来ると思ったけど私にはムリ。(リリー)

No, Marshall’s always at work. He’s got to go back tonight.
ムリよ、マーシャルはいつも仕事。 今日だって仕事。(リリー)

And I don’t know if I can handle a life that’s just one crisis after another.
私一人で対処していくなんて、一体どうしたらいいのか。(リリー)


throw a party「パーティを開く」。

housewarming party「新築・引っ越し祝い」。

bottom line「肝心かなめ、要点、結論」

I can only assume that~「~としか思えない」。

リリーの言いたい事は I can only assume… you’re gonna ruin it
(あなたがそれ[パーティ]をぶち壊すとしか思えない)=「とても心配している」。

crisis「危機、(対処を求められるような)難局」。

deal with「対処する、(問題の)解決に取り組む」。

そして parenthood は「親であること、親の立場」。

~hood 「~の状態・身分・立場」、childhood「幼少期、子供時代」のように
parenthood は「親である時期・時代」=「親であること、親の立場」。

パーティ当日だけでもバテバテなのに、子供が生まれればこれが日常になる・・・
そう悟ったリリーは軽いパニックになってしまいます。

so they say「(巷では)そう言われている、そうらしい、そのようだ」。

it’s official(それは公式です)=「正式に皆に発表する、ぶっちゃける」。

ドラマを見ていると非常によく出てくる言葉で、

・公にしてよいタイミングで何かを発表する
・内緒にしていた事がバレたので観念する、認める
・バラす、告白する

こういう時に it’s official「正式に発表します」が出て来ます。

このシーンの Okay, it’s official は「もう降参、ぶっちゃける」という感じで
胸に秘めていた“子育てに全く自信がない・出来そうもない”気持ちを皆に言っちゃう、
そんなニュアンスに感じました。

これはきっと子供を持つとなったらどんな大人も感じる不安だろうと思います。

自分の親もこういう気持ちを乗り越えて、きっと子育てしてくれたんでしょう、
やっぱり親は大事にしないといかんですね。


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