ママと恋に落ちるまで シーズン9 第24話より:

get around to~
~する時間を見つける、~する時間が出来る、ようやく~する


テッドとトレイシーはフランスの古城での結婚式を計画していたが
直後に彼女の妊娠が判明、式は延期にして籍も入れないまま
ひとまず事実婚の形で共同生活を送っている。

そんな二人にマーシャルが、結婚する気があるのかと尋ねる。

Hey, so are you guys ever gonna tie the knot or are you just comfortable living in sin?
なあ、君らは結婚するの、それともこのまま罪に生きるの?(マーシャル)

(中略)

We’ll get around to it.
そのうちするよ。(テッド)

It’s just, you know, with life and jobs and kids.
今はその、仕事や子育てが忙しいからね。(テッド)

Plus, this one’s still insisting on getting married in a French castle.
加えて、彼女は古城での挙式をあきらめてないし。(テッド)

I’d get married tomorrow in a White Castle,
私はバーガー店で明日にでも構わないけど、(トレイシー)

but this guy needs more “wow factor.”
彼はもっと「感動」が欲しいって。(トレイシー)

You’re all the wow factor I need.
君こそが俺の「感動」だよ。(テッド)


tie the knot「結婚する」。

knot「結び目」を tie「ひもを結ぶ、縛る、くくる」、
日本でも“縁を結ぶ”とか“結婚相手とは小指が赤い糸で結ばれている”と言うように
“結ぶ”とは相手との結びつき・絆を意味する言葉であり、
その感覚は英語でも共通なんだなと感じますね。

living in sin(罪の中で生きる)。

マーシャルのこのセリフはジョークですが
結婚してない男女が子供を作り、共に暮らしている事を指しているようなので
キリスト教の価値観では、テッドたちの状態は罪を犯している事になるみたいですね。

そして get around to~ は「~する時間を見つける、~する時間が出来る、ようやく~する」。

特に今まで先延ばしにしていた事にようやく着手する、やっと出来る、
そういう意味で使われる表現のようです。

insist on~「~を強く要求する、~だと言い張る」。

this one’s still insisting on getting married in a French castle
(この人はフランスの古城での式を強く要求している)。

テッドのこのセリフにトレイシーは
I’d get married tomorrow in a White Castle
(私は明日、ホワイトキャッスルで結婚しても構わない)。

White Castle は全米で展開しているファストフードチェーン店、
バーガー屋さんということで、トレイシーは結婚式にはあんまりこだわりないよ、
と言っていますね(笑)。

wow factor「驚き・感激・感動の要素」。

思わず wow と言いたくなるような驚きや感激、そういう感情を引き起こす要素、
といった意味で、ここではテッドが結婚式に wow factor を欲しているという話。

例えば車や不動産、趣味の買い物などでも、悪くないんだけどイマイチ心が動かない、
決め手に欠ける、そういう状態を wow factor が無い、と言ったりもします。

結婚式に思い入れがあるのはむしろテッドの方、というノロケ話でした(笑)。


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