ザ・メンタリスト シーズン7 第7話より:

Never put yourself in a person’s debt
人に借りを作るな


リズボンの弟・ジミーが殺人容疑で指名手配となってしまう。

ジミーはバクチ好きで、その日暮らしのチャランポランだが
リズボンには弟が殺人を犯すとは思えない。

ジミーは指名手配を受けて逃亡中だったが、彼の交友関係を探ると
今回の事件は彼女の地元のギャング・ジョージと関わりがある事を突き止める。

そこでジェーンがさりげなくジョージを探るため、
彼の行きつけであるスポーツバーで接触を試みる。

Sir, you want a drink? I’m buying.
君も一杯どうだい? おごるよ。(ジェーン)

I buy my own drinks, thanks.
いや結構、どうも。(ジョージ)

Smart man. Never put yourself in a person’s debt.
賢いね。 人に借りは作らない。(ジェーン)

(中略)

Do you know anything about football?
アメフトには詳しいのか?(ジョージ)

Why don’t you take the bet and find out?
知りたきゃ俺と勝負してみろよ。(ジェーン)

You ought to be more careful with your money.
金は大事にしろ。(ジョージ)

And your mouth.
それと口も慎め。(ジョージ)


Never put yourself in a person’s debt は「人に借りを作るな」。

この文章は決まったイディオムではありませんが
Never put yourself~(あなた自身を~という立場に置くな)という一文は
格言のように色々な使い方があるようで

・Never put yourself down「卑下するな、卑屈になるな」
・Never put yourself second「二番目の女/男になるな」
・Never put yourself in a box「殻に閉じこもるな、型にはまるな」

などなど、組み合わせで色々な表現が可能です。

take the bet「イチかバチかやってみる、賭けに応じる」。

ought to~「~するべき、~する義務がある」。

You ought to be more careful with your money
(君は自分の金にもっと注意深くなるべきだ)=「金は大事にしろ」。

should に比べると、ought to~ はもっと強制的で威圧的な響きになります。

ジョージはギャングであり、ジェーンとは初対面ですから
ぶっきらぼうで迫力ある ought to~ なんでしょうか。

もしこれが You should be more careful with your money ならば
「(私が思うに)もっとお金は大事にした方が良い」といった個人的な心情からの助言、
友達かよ、って感じになりそうです。

ところでこのジョージ役の人は「コールドケース」のヴェラ刑事であります。

「コールドケース」の頃よりちょっと老けたかな~、
意外とギャング役もハマってます。


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