トゥルーブラッド シーズン2 第7話より:
be in one of one’s moods
虫の居所が悪い、不機嫌である
ビルはダラスのホテルで自分のメーカー(創造主)のハンナに再会する。
彼女はかつてビルと共に偽名を使い、「狩り」をしながらアメリカ中を転々としていた。
ビルは彼女の来訪で1950年代のLAに二人がいた頃のことを思い出す。
その当時、ビルと違って人間を狩ることに何の呵責もなさそうな彼女と
次第にもめることが多くなっていた。
You’re back early.
早く帰ったね。(ビル)
I loathe musicals.
ミュージカルって嫌い。(ハンナ)
They’re always so desperately cheerful, aren’t they?
悪趣味なほど陽気だわ、そう思わない?(ハンナ)
I brought you a present. Frances, this is Alfred.
おみやげがあるの。 フランシス、彼はアルフレッドよ。(ハンナ)
(中略)
Frances is in the chorus.
彼女はコーラスガールなの。(ハンナ)
She has real talent. Show him.
すごく才能があるのよ。 見せてあげて。(ハンナ)
Right here?
ここで?(フランシス)
That will not be necessary.
それには及ばない。(ビル)
Don’t mind him. He’s in one of his moods, again.
気にしないで。 虫の居所が悪いのよ、いつものこと。(ハンナ)
But I’m sure we can find a way to cheer him up.
でもきっと私たちで彼の機嫌を直せるわ。(ハンナ)
loathe「ひどく嫌う、好かない」。
desperately「必死になって、絶望的に、やけになって、死に物狂いで、ぞっとするほど」。
They’re always so desperately cheerful
(彼らっていつもぞっとするほど陽気)=「悪趣味なほど陽気」。
ミュージカルって確かに独特の空気感がありますよね、
苦手な人がいるのも分かります。
ハンナのお目当てはミュージカルそのものではなく
美味しそうな出演者を狩る事だったのでしょう・・・。
that will not be necessary「その必要はありません、それには及びません」。
そして be in one of one’s moods は「虫の居所が悪い、不機嫌である」。
直訳すると「その人の機嫌の中の一つにいる」、
特に機嫌が悪いとか気難しいことが多い人に対して
「その人は今、いつものあの感じ(不機嫌)」という意味で使われることが多いようです。
ハンナも He’s in one of his moods, again(彼は機嫌が悪い、またもや)と
言っていますから、彼は基本的に陽気な時は少ないと思われます。
cheer someone up「元気づける、励ます」。
I’m sure we can find a way to cheer him up
(きっと私たちが彼を元気づける方法を見つける)=「彼の機嫌を直せる」。
ビルにも人間の首筋にむしゃぶりついていた時代があったんですねえ・・・
そこから自制心を取り戻して今があると。
それだけ意思が強いと、ダイエットも禁煙も勉強も余裕なんでしょうね。
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