トゥルーブラッド シーズン3 第10話より:
do the math
考えれば分かるだろう
エリックはかつて北欧の王族の王子であったが
一族を狼人間を率いたラッセルに滅ぼされていた。
その時代から彼はラッセルへの復讐を誓い続け、
ついにラッセルの最愛の愛人を殺すという手段でそれを果たす。
だがそれにより理性を失ったラッセルは、テレビの生放送中にキャスターを残忍に殺害し
エリックを含むヴァンパイアへの宣戦布告を告げる。
ラッセルの本気を見たエリックは死を覚悟し、
自分の財産をアシスタントのパムに譲る手続きを進めるのだった。
Why are you doing this?
なぜこんな事を?(パム)
Because, Pam, Russell Edgington was maybe the oldest and strongest vampire on the planet,
いいかパム、おそらくラッセルは現存するヴァンパイアで最強だ、(エリック)
before he eviscerated a newsman live on TV.
奴がキャスターの臓物を抜き取るまではな。(エリック)
Now he’s also the craziest, and his rage is directed at me.
その彼が今や正気を失い、俺を狙ってる。(エリック)
Do the math.
覚悟するのは当然だろ。(エリック)
eviscerate「骨抜きにする、(人や動物の内臓を)抜き出す」。
内臓を抜き出す、を一言で表す単語があるんですねえ・・・。
rage「(抑えがたい)怒り、憤怒」。
directe at~「~に向けた」。
he’s also the craziest, and his rage is directed at me
(彼はさらに最も狂っていて、その怒りは私に向いている)
=「正気を失い、俺を狙ってる」。
ラッセルは一応ルイジアナの女王と結婚しましたが、基本的に男色であり
エリックはその男性の愛人を殺してしまいました。
それはなぜかというとラッセルへの復讐と、
エリックの一族に伝わっていた王冠を取り戻すためでした。
そして do the math は直訳すると「計算してみろ」、
そこから「考えれば分かるだろう」。
この結論に至る経緯は考えればわかるだろう、(なぜこうなるか)順を追って計算してみろ、
そんな感じでしょうか。
ここでは、エリックは現存するうちで最強のヴァンパイアに喧嘩を売ったのだから
Do the math「(死ぬ)覚悟するのは当然だろ」という訳になっています。
エリックを男性として(多分)好きなパムは
彼が自分の死に支度をしていることが嫌でたまらず
つい愚問を投げかけてしまったようです。
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