先日から「Japan’s surprising Western cuisine -「日本のビックリ西洋料理」を読んでいます。
洋食は日本の家庭にも深~く浸透しました。
・「日本のビックリ西洋料理」(1)
・「日本のビックリ西洋料理」(2)
・「日本のビックリ西洋料理」(3)
・「日本のビックリ西洋料理」(4)
It wouldn’t take long before some of those Japanese chefs opened up their own restaurants serving this “Western” cuisine.
これらの日本人シェフ達が、そうした「西洋」料理を出す自分のレストランを開くのにそれほど時間はかからなかった。
The first was the now-defunct Ryorin-Tei in 1863, located in foreigner-rich Nagasaki.
一軒目は1863年に外国人の多かった長崎で開店した、今は亡き良林亭だ。
defunct「故人となった、消滅した、現存しない」。
After the turn of the 20th Century, yoshoku was geared toward wealthy Japanese;
20世紀に入ってからは、洋食は裕福な日本人に向けたものになり、
yoshoku restaurants were often located on the top floors of posh shopping malls.
高級ショッピングモールの最上階には、洋食レストランがよくあった。
However, in post-war Japan, yoshoku became the country’s de facto comfort food, and people of all classes began eating it at home.
しかし戦後の日本では、洋食は事実上、日本人にとって日常の料理となり、全ての階級の人たちが家庭で食べ始めるようになる。
Children favoured Napolitan and omurice.
子供たちはナポリタンとオムライスが好きだ。
Yoshoku restaurants eventually came down from the top floors of upscale malls and into casual, no-frills eateries.
洋食レストランは、最終的に高級モールの最上階から、カジュアルで飾らない飲食店へと降りてきた。
come down from~「(都会から地方に)やってくる、出る、(上から)降りる、下る」。
no-frills「実質本位の、余分なサービスは提供しない」。
comfort food は「食べてホッとする食べ物、気持ちがやすらぐ・慣れ親しんだ料理、おふくろの味」といった意味で、ここでは「日常の料理」としてみました。
またはホームシックの時に食べたくなる料理、という解釈も間違っていない気がします。
イタリア人ならマンマのパスタ、アメリカ人ならマカロニチーズとか、お国によって違うでしょうが、ロンドンの関西人は「粉もん」と言ってました(笑)。
日本の家庭でも西洋料理が食卓に乗るようになって、グラタンやシチュー、ミートソースなどが子供の頃から親しんだコンフォート・フードという方もたくさん居るのでしょう。
私はたまに、祖母が作ってくれたミルクスープをふと食べたくなります。
明治生まれの祖母にしたら、完全に孫のためだけに用意する「ハイカラな洋食」だったんでしょう。
ジャガイモと玉ねぎ、ニンジン、コーン、ソーセージをコンソメと牛乳で煮たもので、遊びに行くとよく作ってくれました。
それに漬物とか煮魚とか、やっぱりどうしても食卓は和に転ぶ(笑)んですが、このミルクスープが美味しくて何杯もおかわりしたし、それを祖母も喜んでくれた記憶があります。
このミルクスープは、私のコンフォート・フードの一つかもしれません。
それに子供ってやっぱり洋食が好きなんでしょうね(笑)。
凝ったものでなくても、作ってくれた料理の思い出と美味しさは、いつまでも心に残りますよね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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