先日から「Why cooking and baking fill a void -「料理とベイキングが心の空白を埋める」を読んでいます。
・「料理とベイキングが心の空白を埋める」(1)
・「料理とベイキングが心の空白を埋める」(2)
・「料理とベイキングが心の空白を埋める」(3)
・「料理とベイキングが心の空白を埋める」(4)
“Those activities when we move our hands … definitely have a link to positive emotions and stress,” she says.
「私たちが手を動かす、そうした活動は・・・確かに前向きな感情とストレスに関連しています」とファーマー氏。
“We believe when people engage in cooking, there’s an activation of the sensory system, and that activation brings in our working memory,” explains Farmer.
ファーマー氏は「料理をすると感覚器が活性化され、その活性化が私たちに作業記憶をもたらすと私たちは考えます」と説明する。
Working memory is what enables us do a task without losing track of it:
作業記憶は、私たちが過程を見失うことなく作業を実行できるようにするもので、
say, if you’re putting ingredients out on your counter, you’ll remember you already grabbed the flour from the pantry and won’t go looking for it again.
たとえばカウンターに食材を揃える時、パントリーから既に小麦粉を持って来た事を覚えていれば、またそれを再び取りに行くことはない。
But, as Farmer explains, it can also activate emotional regulation.
しかしファーマー氏が説明するように、作業記憶はまた情動調整機能を活性化させる。
emotional regulation「情動調整、感情制御」。
(Still, the research isn’t strong enough for Farmer to say for sure that really laying into your bread dough when you’re kneading it will actually help calm you down – although it certainly may feel that way, regardless.)
(この研究はパン生地を激しく打ちつけて捏ねることが、実際に心を鎮める助けになるとファーマーが確信するにはまだ十分とは言えない – 確かにそんな風に感じるかもしれないが。)
lay into~「~を(拳または言葉で)攻撃・非難する、~に殴りかかる、~を叱る」。
手を動かすことで感覚器が活性化され、そうすると作業記憶が発動する。
ということは、物事をやる時は感覚に強く訴える方が記憶も良くなって、どんどん作業がはかどるという事。
「好きこそものの上手なれ」という諺は「人は好きな事は熱心にやり、工夫を凝らすので上達が早い」ということですが、これもつまり上記のようなメカニズムが働くおかげなのかもしれませんね。
それはともかく、小麦粉の生地をバシバシ捏ねまわすとストレス解消になる(心が鎮まる)というのは、もう研究報告を待つまでもなく経験からしてその通り(笑)。
その分家の中も平和になるでしょうし(笑)料理の一品も仕上がるわけですから、非常に無駄のない優れたストレス解消法だと思います。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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