先日から「An unlikely spot for 180 bookstores -「180の書店がひしめく、ありそうでなかった場所」を読んでいます。
・「180の書店がひしめく、ありそうでなかった場所」(1)
・「180の書店がひしめく、ありそうでなかった場所」(2)
Wanting to give away what he thought was an ordinary book on the Japanese art of origami, Wiltshire turned to eBay.
ある時、日本の芸術「折り紙」のごく一般的な本を手放そうと、ウィルトシャー氏はeBayに目をつける。
Unaware of its actual value, he set the book’s starting bid price at one penny.
彼はその本の本当の価値を知らないまま、入札の開始価格を1ペニー(約1円)に設定。
Astonishingly, two buyers got into a bidding war and it sold for more than $200.
それが何と、2人のバイヤーが入札合戦を繰り広げ、200ドル以上で落札されたのだ。
Immediately seeing a business opportunity,
そこにビジネスチャンスを即座に見出し、
he contacted the book’s publishing company in Jimbocho and bought the remaining few copies, effectively launching a new book export company called Gria.
彼は神保町の出版社に連絡すると残りの数冊を買い取り、本の輸出会社「グリア」を立ち上げたのである。
Now a seasoned book hunter, Wiltshire has honed his list of shops to explore, a favourite being a huge wholesale store called Yagi Books (3-8 Ogawamachi, Chiyoda, Tokyo), where he knows he will leave with his suitcase a little bit heavier.
今や熟練のブックハンターとなった彼は、帰りのスーツケースが多少重くなることを承知で、八木書店という巨大な卸売店をお気に入りとしている。
seasoned「味つけ・調味した、よく枯らした、よく使い込んだ、経験豊かな、練達・熟練の」。
However, in Jimbocho’s bookworm heaven, those brave enough to lose themselves in the stacks upon stacks of books are guaranteed to discover some remarkable paperback treasures of their own.
だが神保町の「本の虫天国」にて、書架に積まれた本の中に思い切って身を投じれば、必ずや自分だけの素晴らしい一冊を発見出来るはずだ。
- 完 -
折り紙は日本のコンテンツとしては優秀で、誰でも折れるような鶴、やっこさん、あじさい、そういうものをパパっと折るだけでも、外国では楽しんでもらえたりたりします。
ウィルトシャーさんは、何気なくeBayに出した折り紙の本が、思いがけず高値で落札されたことで、ビジネスのヒントを得た。
今では自分の会社を立ち上げて、神保町に仕入れに来るようになったという話でした。
すでに絶版の本もたくさんあるわけですから、ものすごいお宝も埋もれていそうで、ちょっと楽しそうですね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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