ホワイトカラー シーズン4 第14話より:

lie through one’s teeth
白々しいウソをつく


ニールとサラに飼い犬・サッチモの世話を任せ、仕事のことは忘れて楽しもうとした矢先、
ピーターとエリザベスは若いカップルに、彼らの車ごと誘拐されてしまう。

郊外の廃屋に軟禁された二人は、誘拐犯の若いカップル、オズとペニーの素性を探ろうと試みる。

彼らは誘拐だけでなく、窃盗の罪も犯しているようだったが
どの犯行の手口も素人臭く、根っからの悪人には見えないのだった。

これから夕飯を作るというオズに、エリザベスは自分は料理のプロだと手伝いを申し出る。

料理をしながらエリザベスとオズが会話をする場面からです。

The first time I made this for Penny, she said I cooked better than her own mother.
俺が初めてペニーのために料理をしたとき、彼女の母さんより上手いって言ってくれたんだ。(オズ)

She was lying through her teeth.
見えすいたお世辞だと思ったよ。(オズ)

But it was really cute.
でも嬉しかった。(オズ)


lie through one’s teeth は直訳すると「歯の間から嘘をつく」、
それが転じて「白々しいウソをつく、ぬけぬけと嘘をつく」といった意味になります。

日本語でも、あまりにも褒めすぎ、もしくはキザな言葉を
「歯が浮くような言葉」と言ったりしますが、それと近いニュアンスかもしれませんね。

ただ「歯が浮くような・・・」の場合、基本はおおげさな褒め言葉を表すと思いますが
lie through one’s teeth の場合は、今回のような大げさな褒め言葉を指すこともあれば、
もっと悪質な嘘を表す場合もあるのが異なる点と言えると思います。



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話