モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン2 第1話より:
illustrious
著名な、有名な、高名な、華々しい、輝かしい
ロドリゴのNYデビュー公演は大成功に終わったが
その後、待遇改善を求める楽団員と経営陣の交渉がこじれ
NY交響楽団はストライキをも辞さない緊迫した状況にあった。
楽団員の代表となったシンシアは女性の凄腕弁護士・ニーナを迎え入れ
交渉を任せることにする。
You just wrapped up the NHL negotiations there, right?
NHLの交渉は終わったの?(シンシア)
We hip-checked those owners right through the boards.
経営陣をギャフンと言わせてやった。(ニーナ)
(中略)
This is Nina, our new lawyer.
こちらはニーナ、私たちの新しい弁護士よ。(シンシア)
(中略)
And this is Betty Cragdale, our illustrious first-chair oboe.
そして彼女はベティ・クラグデール、かの有名なオーボエ奏者。(シンシア)
(中略)
I just hope we don’t get into a situation like in Minnesota.
ミネソタの楽団のようにはなって欲しくないよ。(楽団員)
I was in that orchestra.
私はそこに居たんだが。(楽団員)
We were out of work for a year and a half.
1年半も演奏活動が出来なかったんだ。(楽団員)
Yeah, that’s because somebody screwed up.
そうね、それは誰かがヘマをしたからだわ。(ニーナ)
We’re not gonna do that.
私たちは大丈夫。(ニーナ)
wrap up「(仕事などを)終わらせる、仕上げる」。
hip-check はアイスホッケー用語で、相手の腰にタックルして進路を妨害する戦術の事で
ここでは「敵をぶっ倒した、ぎゃふんと言わせた」という意味で使われています。
right through~「~の間ずっと、~を通じて、最初から終わりまで」。
そして illustrious は「著名な、有名な、高名な、華々しい、輝かしい」。
「有名」というと famous がありますが、famous は有名さの質を問わないのに対し
(ゴシップやスキャンダルで有名という場合にも famous)
illustrious は、何らかの称えられるべき功績や業績により有名、
一般的に名誉とされる事で有名な場合に使われます。
パリス・ヒルトンは famous と言えるけれど、illustrious とは言えない。
ノーベル賞受賞者や、叙勲を受けた人、
またはベティのようにある世界で才能を高く評価されるような人は illustrious。
famous も illustrious も多くの人に知られているという点で同じですが
illustrious は品格や威厳を伴う名声、という感じになります。
screw up「失敗する、へまをする、ドジる」。
ニーナは美しい女性で、楽団の男性陣はちょっとウキウキしてますが
何となく、彼女の好みはシンシアなのかなあ・・・という気がします。
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