トゥルーブラッド シーズン1 第11話より:
join the ranks of~
~の仲間入りをする
成り行きとはいえ、同族のヴァンパイアを殺してしまったビルは
裁判でその償いとして、一人仲間を増やすことを命じられ
そのために拉致されて来た人間の少女・ジェシカに手をかけてしまう。
ビルは彼女をヴァンパイアに変えることで罪を償い、刑期を終えるのだが
良心の呵責にさいなまれている。
それを見抜いた裁判長は、女性のヴァンパイア・パムに
ジェシカがヴァンパイアとして復活を遂げるまで、ビルを見張るよう命令する。
I fulfilled the conditions of my sentence.
罰はちゃんと受けてるだろ。(ビル)
I murdered this innocent girl.
俺は無実の少女を殺したんだ。(ビル)
There was no murder.
殺してはいない。(パム)
You drained her blood and gave her yours.
あなたはこの子と血を分け合った。(パム)
I’ve proven my loyalty.
それで忠誠心を示せただろう。(ビル)
Yes. But you’re romantic, you’re sentimental.
ええ。 でもあなたはロマンティックで情にもろいから。(パム)
You just might do something to keep the little bloodbag from joining our ranks.
彼女を憐れんで仲間にするのを止めるかも。(パム)
I’ll follow my orders,
私は命令に従って、(パム)
I won’t let you stake her before she goes to ground.
彼女に杭を打ち込むような真似はさせない。(パム)
fulfill「(約束、契約等を)果たす、満たす、実行する、遂行する」。
sentence「文、文章、判決、刑」。
あの“センテンススプリング”の sentence は「文」の他に「判決、刑」という意味もあり
それでいくと「文春」のつもりが「春の判決・刑」だったりして(汗)。
その後の女性側が受けたペナルティを思うと「判決・刑」って感じ、ありますよね・・・
あの件が世間を騒がせたのは1~2月、暦の上では2月から春です。
何の気なしに浮かんだ言葉だったんでしょうが、今思うと彼らの未来を暗示していたようで
ちょっと怖い気もします。
keep from ~ ing「~させないようにする、~せずにおく・差し控える」。
そして join the ranks of~ は「~の仲間入りをする」。
rank「兵士たち、メンバーたち、同類、仲間」に join「加入する、一緒になる」
=「~の仲間入りをする」。
You just might do something
(あなたは何かやらかすかも)
to keep the little bloodbag from joining our ranks
(この哀れな人間を仲間にさせないようにするために)。
the little bloodbag(哀れな[ちっぽけな]血液袋)、
これはジェシカの遺体を指した言葉で
まあヴァンパイアから見れば、人間はそんなもんなんでしょうね。
stake「杭、杭で刺す、(金品、命等を)賭ける、(金品等を)提供する」。
ここでは「(遺体に)杭を刺す」の意味で使われていますが
きっと競馬の○○ステークス、というのは
「(賞金を)提供する・与える」から来ているんでしょうね。
I won’t let you stake her before she goes to ground
(私は彼女を埋めるまで、あなたに杭を打たせたりしない)。
どうやらヴァンパイアになるためには噛まれただけでは駄目で
噛まれた後、噛んだヴァンパイアと一緒に一定期間、土中に埋まる必要があるようです。
なのでパムは、二人がしっかり土中に埋まるまで見張ってるぞ、と言っています。
ジェシカは純真そうな少女だったんですが、
復活後は「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」の少女クローディアみたいに、
手に負えない我がまま娘になっていくんですねえ・・・。
ビルは彼女の教育係でもありますから、ここからが大変です。
※「トゥルーブラッド」は Amazonプライムで視聴出来ます。
怪物的サービス、Amazonプライムをフル活用した英会話学習法 >>