スタートアップ シーズン1 第10話より:

stone cold
(石のように)冷たい、非常に、冷酷無比な


投資家・アレックスに対するロナルドの不信感は的中する。

アレックスと彼の女性秘書・ヴェラはロナルドとニックを切り捨て
イジーを追い出し、ジェンコインの全権利を手中に収めようとしていた。

さらに彼らはロナルドが最初に出資した30万ドルの返金と
利子として15万ドルの支払いを約束したにも関わらず、
数日後その支払いを拒否する。

アレックスの秘書・ヴェラとロナルドのやり取りを見ていた
彼の息子のトゥーイーは、15万ドルを諦めた父を意気地なしだと責め立てる。

Why you let that bitch play you like that?
親父は何であんな女にナメられてんだよ?(トゥーイー)

(中略)

It’s complicated. That’s all I’ll say.
複雑なんだ。 今はそれしか言えねえ。(ロナルド)

Ain’t you the man now? Ain’t this your hood?
親父は王だろ? この地域の?(トゥーイー)

And you gonna let some white bitch roll up in here and diss you like that?
だのにあんな白人女に押しかけられてバカにされたままか?(トゥーイー)

That white bitch, she clipped up with the Russians.
あの女はロシア人とグルだ。(ロナルド)

(中略)

All right? ‘Cause this some serious ass shit right here.
いいか? 今はマジでヤバい状況だ。(ロナルド)

Stone cold.
かなりな。(ロナルド)

You gotta know when to be the man and when to be the bigger man.
行動を起こす時は慎重にやる。(ロナルド)


that’s all I’ll say「私が言えるのはそれだけです」。

roll up「(歓迎されない形で)押しかける、やって来る」。

diss「無礼に扱う、こき下ろす、ばかにする」。

clip「(はさみ等で)切る、刈る、(物を)クリップでとめる」。

ヘアクリップ等を使ったまとめ髪は clipped up hair と呼ばれており、
そこから広げて考えると she clipped up with the Russians は
(彼女はロシア人と一まとめになっている)=「ロシア人とグルだ」で納得です。

そして stone cold は直訳すると「石のごとき冷たさ」、
そこから「(石のように)冷たい、非常に、冷酷無比な」となります。

ロナルドがここで言っているロシア人とは、ロシアンマフィアの事であり
人の命など何とも思わない彼らは正に stone cold「冷酷無比」な輩、
そんな輩と関わってしまった現状も正に stone cold「非常にヤバい」という感じです。

最後のセリフは You gotta know when to be the man(勝負時は見極めねばならない)
and when to be the bigger man(さらに大勝負に出る時はいつかも)という感じでしょうか。

若いトゥーイーは今すぐやり返せ、親父は男だろ、と言っていますが
ロナルドは、タイミングを見て動くと答えています。

be the man は「一人前になる、勇気を出す、男気を見せる」など
色々な解釈が出来る言葉で、ここでは「(アレックスらに)報復する、戦いを挑む」
といった意味で使われていると思います。

ロナルドは street smart「実体験から生きる術・世渡りを学んでいる人」、
ニックは今のところ book smart
「(世事にうとい傾向があり)学問・教育から知恵を学んでいる人」
イジーはその半々という気がします。


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