トゥルーブラッド シーズン3 第11話より:
pride goes/goeth/comes before a fall
おごれる者は久しからず、慢心は失敗の元
スーキーとビルは、ラッセルの追手から逃れるため、
2人で街を出ようと決意するが、途中で捕まってしまう。
ラッセルはなぜスーキーを捕まえたのか、
それは彼女が実は古代の妖精と人間のハーフであり
とてつもない力を秘めた存在であるからだった。
Everything as far as your deficient human eye can see will be mine.
この世界は私のものになる。(ラッセル)
Pride goeth before a fall.
自信過剰ね。(スーキー)
Don’t you see, Miss Stackhouse?
分からんのかね、スーキー?(ラッセル)
Your country is begging to be conquered.
この国は征服者を求めている。(ラッセル)
You don’t know much about America.
勘違いじゃないかしら。(スーキー)
(中略)
Soon there will be anarchy and then, there will be me.
辺りはすぐにも無法地帯になる、そこに私が君臨するのだ。(ラッセル)
deficient「不足した、不十分な、乏しい」。
Everything as far as your deficient human eye can see will be mine
(君ら人間たちの不十分な目で見えるものは全て、私のものになる)
=「この世界は私のものになる」。
そして pride goes/goeth/comes before a fall は
「おごれる者は久しからず、慢心は失敗の元」。
直訳すると「転落前はうぬぼれが先を行く」、
人が転落するときは、うぬぼれや驕りが前を行くものだ
=「おごれる者は久しからず、慢心は失敗の元」。
goeth は goes の古語で、
セリフでは pride goeth before a fall は「自信過剰」という訳になっていました。
世界を牛耳るなんて面倒くさそうで、もうご苦労さんって感じですが
ラッセルはとにかく自分の手中に収めたくて仕方ないようです。
Your country is begging to be conquered
(君の国は支配してほしいと懇願している)=「征服者を求めている」。
You don’t know much about America(アメリカをあまり知らないのね)
=「勘違いじゃないかしら」。
そんなはずない、というのを don’t know much about~「~はよく知らない、~は詳しくない」
という言葉で表現しているのは、ちょっと人を小バカにしたような、とぼけた感じで
こんな場面ではオシャレな切り返しだなと思いました。
anarchy「無秩序状態、無法状態、(政治的)混乱」。
ラッセルってもう3000年も生きてるのに、まだまだやる気にあふれているんですよね。
うちの祖母なんて80歳くらいから、いつお迎えが来てもいい、なんて言ってましたけど
彼は3000歳で、まだまだやりたいこと目白押し。
死というタイムリミットもないのに、目標を持ってひたすら頑張るって
まあ悪人ですけど、そこは大した人(というかヴァンパイア)だと思います。
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