トゥルーブラッド シーズン6 第3話より:

uneasy lies the head that wears the crown
王冠を戴く者に安穏はなし


スーキーとジェイソンの祖父であり、妖精の王でもあるナイルは
最強のヴァンパイア・ワーロウから孫娘が狙われていることを案じ
彼らのもとへやって来る。

ナイルは長年ワーロウを倒すため、彼の痕跡を追い続けているが
不審者がついにスーキーの家まで襲来したことで、しびれを切らし、
自分からワーロウをおびき出すと言う。

I’m going out.
私は出かけてくる。(ナイル)

Where to?
どこへ?(ジェイソン)

I’m tired of waiting. I’m taking the fight to him.
もう待ちくたびれた。 奴をおびき出す。(ナイル)

(中略)

Hey, Grandpa Niall.
おじいちゃん。(スーキー)

Why does it have to be me? There are plenty of fairies out there.
なぜ私なの? 妖精はたくさんいるんだから。(スーキー)

And percentage-wise, I don’t even have the right to call myself a halfling.
どうせなら純粋な妖精を狙えばいいのに。(スーキー)

Why does Warlow want me?
なぜワーロウは私を?(スーキー)

Because, my dear, the fairy blood that courses through your veins is royal.
なぜなら、君が妖精の王家の血をひいているからだ。(ナイル)

We’re royalty.
我々は王族。(ナイル)

What is it that they say? “Uneasy lies the head that wears the crown.”
こう言うだろう?「王冠を戴く者に安穏はなし」と。(ナイル)

Lock the door behind me.
戸締りをしっかりな。(ナイル)


take the fight to~「(自ら)戦いを仕掛ける」。

percentage-wise「パーセントで言うと」。

halfling「(物語等に登場する)架空の種族」。

身長が人間の半分ほどで、見た目は人間そっくりな種族を指し
「ロード・オブ・ザ・リング」のホビット族はこの halfling に属するようです。

And percentage-wise,
(それにパーセントで言うと)
I don’t even have the right to call myself a halfling
(私は自分をハーフリングと呼ぶ権利さえない)
=「どうせなら純粋な妖精を狙えばいいのに」。

むしろハーフリングより人間寄りなのに、どうして?という感じでしょうか。

course through~「~を駆け巡る、~の中を勢いよく流れる」。

Because, my dear, the fairy blood that courses through your veins is royal
(なぜなら、君の血管を駆け巡る妖精の血が王族のものだから)。

とにかく妖精の血は美味い!それが王族のものならもうたまらんはず!
ワーロウ的にはそういう感じなんですかね。

なにせ死なないですから、究極の美味を求めて何千年もさまよえるんでしょう
(他にも利点があるんでしょうが)。

そして uneasy lies the head that wears the crown は
「王冠を戴く者に安穏はなし」。

頭に王冠を被るもの(王、種族の長)はゆっくり眠れない、
責任ある立場のものは、のんびり休んでいられない、そんな意味で
元はシェイクスピアの「ヘンリー五世」から来た表現のようです。

なんだか壮大な話になってきて、あと1シーズンですべてを締めくくれるのか?

ここまで見たら(少し飽きてきたけど・笑)最後まで見届けます!


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