トゥルーブラッド シーズン7 第6話より:

cry me a river
いい気味だ、お気の毒さま、残念でした


ビルはある日、自身も肝炎に感染していることを知り、愕然とする。

しかもビルの肝炎は進行が異常に早く、
残された余命は普通の患者よりも少ないことが予想された。

そこでビルは自分の財産をジェシカに譲るべく、法的な処置を急ぐことにするが
弁護士たちはこの感染ヴァンパイアの窮状をビジネスチャンスととらえ
手続きに法外な金額を要求するのだった。

Is there some way to expedite the process?
手続きを早める方法はないのか?(ビル)

Well, there is one way, but it’s expensive.
あるけど高額よ。(弁護士)

Well, how much?
いくらだ?(ビル)

It’s $10 million.
1000万ドル。(弁護士)

(中略)

Are you trying to extort me?
俺をゆする気か?(ビル)

It’s a seller’s market, Mr.Compton.
売り手市場なのよ、コンプトンさん。(弁護士)

(中略)

I sit here night after night in a room with no windows listening to you vampires whine about what a bum hand you’ve been dealt.
私は毎晩、窓のないこの部屋でヴァンパイアの愚痴を聞いてるの。(弁護士)

But you’ve had, what, 100, 200, or 500 more years to amass your fortune?
あなたたちは何百年も財産を蓄えてきたんでしょ。(弁護士)

To spend eternity feasting off of the whole human race?
その金で永遠に享楽をむさぼれるとでも?(弁護士)

Sorry, but cry me a river.
残念ね、お気の毒さま。(弁護士)

Excuse me for using what little time I have on the planet to make some cash.
悪いけど私だって稼ぎたいのよ。(弁護士)


expedite「早める、促進する、はかどらせる」。

extort「(金銭等を)脅迫して奪う、ゆすり取る、無理強いする」。

seller’s market「売り手市場」、逆は buyers’ market「買い手市場」。

whine「すすり泣きの声、愚痴、泣き言」。

bum hand「不利な手札・状況」。

カジノなどで配られた手札が、まったく勝ち目のないクズ札ばかりとか
有利さがない状況から始まる勝負や交渉事を表す際に出てくる表現です。

whine about what a bum hand you’ve been dealt
(関わっている問題が如何に勝ち目がないかを愚痴る)。

I sit here night after night in a room with no windows
(私は毎晩この窓のない部屋に座って)
listening to you vampires whine about what a bum hand you’ve been dealt
(あなた方ヴァンパイアが不遇だと愚痴るのを聞いている)。

amass「蓄積する、大量に集める」。

feast「ごちそう、楽しみ、饗宴、大いに楽しむ」。

確かに何百年も蓄財や投資をし続ければ、
どんなに薄給でもそのうち大金持ちになります。

だから時間に限りある人間にもちょっとは還元しなさいよ、と
まあ分からんでもないですよね。

そして cry me a river は「いい気味だ、お気の毒さま、残念でした」。

直訳すると「(私のために)川のように泣け」、ついてない、不公平だと嘆く人に
あらお気の毒さま(ざまあみろ)、と突き放すような感じで言う一言です。

こっちだって稼ぎたいんだわ、と本音全開でビルに追加料金を要求する弁護士・・・
危ないよ~、怒ったビルは怖いんだよ~(ガクブル)。


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