先日から「The rise of Japans super solo culture – 日本で盛り上がるおひとり様文化」を読んでいます。

日本で盛り上がるおひとり様文化


・「日本で盛り上がるおひとり様文化」(1)
・「日本で盛り上がるおひとり様文化」(2)
・「日本で盛り上がるおひとり様文化」(3)
・「日本で盛り上がるおひとり様文化」(4)
・「日本で盛り上がるおひとり様文化」(5)

“Japan is a small country, and everybody needs to coexist,” says Motoko Matsushita, a senior consultant at Japan’s largest economic research firm, Tokyo-based Nomura Research Institute.
「日本は小さな国ですから、皆で共存していかねばなりません」とは日本最大手の経済調査会社である野村総研の松下氏。

She studies ohitorisama, its origins and its future.
彼女は“おひとり様”の由来と今後について研究している。

“We need to focus on living together in harmony, which is why peer pressure [to do things in a group] has been high.”
「互いに調和し合った生活を求められる事が(集団で物事を行うという)仲間内の圧力の高さの理由でしょう。」


peer pressure「仲間・同僚からの圧力、(仲間内での)同調圧力」。

Matsushita says that along with the rise of social media – the way friend numbers or likes can dictate your value – this led to stifling peer pressure that stigmatised being seen alone.
松下氏はソーシャルメディアの台頭、友達の数や「いいね」の数が、その人の価値を決めるという方法、それが単独行動は好ましくないとする圧力を抑えることに繋がったと語る。


dictate「口述する、書き取らせる、規定する、命じる、要求する、必要とする」。

stifle「息を止める、窒息させる、息苦しくさせる、~を抑える、もみ消す」。

stigmatise「(汚名や徴候により)特徴づけられる、汚名を着せる」。

She says the blowback from this and the 24/7 communication culture then fueled the rise of ohitorisama.
そうした事からの反動と年中無休のコミュニケーション文化が、おひとり様の台頭を促したと言う。


blowback「逆流、(銃の発砲時の)反動、後座、(マイクロフィルム等の)拡大」。

In the case of benjo meshi, the sociologist who coined the term in 2008, Daisuke Tsuji of Osaka University, found that students ate in the toilet stall not because they didn’t like eating alone,
便所メシの場合は、2008年にこの言葉を作り出した社会学者、大阪大学の辻大介氏が、学生たちがトイレの個室で食事をするのは、一人で食べるのが嫌だからではなく、


coin a term「新しい用語を作り出す」。

sociologist「社会学者」。

but because they didn’t want their peers to think they had no one to share a meal with.
仲間たちに、一緒に食事をする相手が居ないと思われることが嫌で、そうしていることに気づいた。



物理的には一人だとしても、SNSでいつでも他者と交流出来るため、気持ち的には一人ではなく、そのおかげで単独行動でも寂しさを感じづらい。

つまり一人の気楽さを楽しみつつ、孤独感はSNSで埋められる、この良いとこ取りが出来るようになったので、おひとり様が増えたという感じでしょうか。

確かオノヨーコの本だったと思うんですが、現代人(当時は80年代?)は一人でテレビを見て他者と交流しているような感覚を持っているけど、もし今強盗が押し入って、自分が殺されても、テレビは構わずしゃべり続け、笑い続ける。

だからテレビを見て誰かと交流している気になるのは錯覚だ、みんな一人ぼっちで壁を見つめて交流している錯覚に陥っているんだ、だから外に出て人に会ってどんどん話そう、交流しよう、というような文章がありました。

この時代は誰もが使える双方向のメディアなどなくて、一方通行のテレビが孤独を紛らわす主要なメディアだったんですよね。

それがSNSが生まれて、例えその空間に一人ぼっちでも手軽に双方向の交流が実現できるようになった。

そう考えるとSNSとは、人々の交流方法を変えたすごい発明なのかもしれませんね。


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