先日から「How Pretty Woman erased sex from its story – 映画『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを排除したか」を読んでいます。


記事を読めば読むほど魔法は解けていく・・・でも面白い(笑)。

・「『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」(1)
・「『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」(2)
・「『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」(3)
・「『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」(4)
・「『プリティ・ウーマン』は如何にしてセックスを消し去ったか」(5)

Of course, we understand that he is getting more for his money than therapeutic conversation,
もちろん、彼は支払った代金の対価として、セラピー的な会話以上の事を得てはいる、

but the film skips past the sex so nimbly that we can pretend that he and Vivian are as chaste as Henry Higgins and Eliza Doolittle in the play which Pretty Woman updates, George Bernard Shaw’s Pygmalion.
しかし、この映画はセックスをあまりにも素早く過去へとすっ飛ばしているため、まるで彼とビビアンが、ジョージ・バーナード・ショーの「ピグマリオン」、この更新版が「プリティ・ウーマン」なのだが、その登場人物、ヘンリー・ヒギンズとイライザ・ドゥーリトルと同じくらい貞節に思えてくる。


nimbly「すばやく、敏捷に」。

chaste「純潔な、貞節な、処女の、(思想・言動の)みだらでない、純正な、上品な、簡素な」。

Gere’s air of distracted melancholy is key.
ギアのうわの空で憂鬱な雰囲気がその鍵だろう。

How many other actors could be so convincingly unaroused by their statuesque leading lady?
一体何人の俳優が、優美な主演女優の誘惑に負けないという役を、説得力をもって出来るだろう?


arouse「起こす、目を覚まさせる、刺激する、喚起する、性的に刺激する、(刺激して)駆り立てる」。

statuesque「彫像のような、威厳のある、輪郭の整った、優美な」。

But Roberts’ goofiness is vital, too:
しかし、ロバーツのお間抜けさも重要で、


goofy「間抜けな、頓馬な」。

she can sing along to a Prince song in a bubble bath and the effect is to show how gauche her character is.
泡風呂でプリンスの歌に合わせて歌う彼女は、それによってビビアンの野暮ったさを表現している。


gauche「(社交態度が)ぎこちない、不器用な、野暮ったい」。

(At times, this aspect of Vivian is taken way too far.
(時々、ビビアンのこの点が行き過ぎることもある。

When she complains that Rodeo Drive’s snooty shop assistants “were mean to me” and that she enjoyed an opera so much “I almost peed my pants”,
ロデオドライブの気取った店員が「私に意地悪だった」とか、オペラがとても楽しくて「チビりそうになった」など、

the father-daughter vibes are horribly reminiscent of Moze and Addie in Paper Moon, or even Humbert Humbert and Dolores Haze in Lolita.)
この父と娘的な二人の雰囲気は、「ペーパームーン」のモーズとアディ、あるいは「ロリータ」のハンバート・ハンバートとドロレス・ヘイズをひどく思い起こさせる。)


reminiscent「~を思い出させて、しのばせて、追憶の、追憶にふける」。

There is also the audacious tactic of having Vivian and Edward being furious whenever someone refers to them as a “hooker” and a “trick”.
またそこには、ビビアンとエドワードを誰かが「売春婦」と「ペテン師」と呼ぶ度に猛烈に怒るという図太い戦略もある。


audacious「大胆な、不敵な、ずぶとい、厚かましい」。

It makes no sense, but because they are outraged by these labels, the viewer can be outraged, too.
これは訳の分からないことだが、そうしたレッテルに彼らが憤慨すれば、視聴者も憤慨するかもしれない。



ことごとく「プリティ・ウーマン」へのロマンティックな幻想が打ち砕かれています(笑)。

冷静に考えれば、ロマンティックなおとぎ話になりようもない(売春婦と金持ち)設定が、監督と脚本の魔法によって、皆がキュンとする大ヒット映画になったと。

記事の筆者はジュリア・ロバーツが好きみたいなので、どうか「ノッティングヒルの恋人」(個人的なヒュー・グラント出演作トップ3に入るお気に入り)はネタにしないで・・・。

リチャード・ギアは、中国のチベットへの暴挙に抗議したために干されているという話を目にしましたが、本当だったら酷い話ですし、ハリウッドのチャイナマネー依存が深刻な事が伺えますね。

でも彼のそんなところにも(不謹慎かもしれませんが)グッときます。

いつになってもかまわないので、また彼の円熟した魅力をスクリーンで発散してほしいものです。


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