先日から「The surprising origin of fried chicken -「知られざるフライドチキンの起源」を読んでいます。

フライドチキンは南部奴隷の手から飛び立ち世界を目指す。


・「知られざるフライドチキンの起源」(1)
・「知られざるフライドチキンの起源」(2)
・「知られざるフライドチキンの起源」(3)
・「知られざるフライドチキンの起源」(4)
・「知られざるフライドチキンの起源」(5)
・「知られざるフライドチキンの起源」(6)
・「知られざるフライドチキンの起源」(7)
・「知られざるフライドチキンの起源」(8)
・「知られざるフライドチキンの起源」(9)
・「知られざるフライドチキンの起源」(10)
・「知られざるフライドチキンの起源」(11)

Predictably, however, it was a white entrepreneur who caused fried chicken to really take flight in the US.
しかしながら予想通り、このフライドチキン商売を実際に米国で急成長させたのは白人の起業家だった。


take flight「飛ぶ、飛び立つ、逃げる、急速な活動・開発・成長を始める」。

In the 1950s, “Colonel” Harland Sanders adopted traditional techniques perfected by African Americans in the US South and began franchising his Antebellum-themed Kentucky Fried Chicken restaurant after figuring out how to mass produce fried chicken by greatly shortening its cooking time.
1950年代、「カーネル」ハーランド・サンダースは、南部のアフリカ系アメリカ人たちが完成させた伝統的技術を取り入れ、調理時間を大幅に短縮し大量生産する方法を編み出した後、戦前をテーマにしたケンタッキーフライドチキン・レストランのフランチャイズを開始。


antebellum「南北戦争前の、戦前の」。

As a legitimate fast food, Southern-style fried chicken began spreading its wings globally in the 1970s, and KFC’s influence was huge.
正規のファーストフードとして、南部風フライドチキンは1970年代に世界的に広がり始め、KFCの影響は非常に大きくなった。


legitimate「合法の、適法の、正当な、道理にかなった、もっともな、合理的な、本格的な、正統な、舞台劇の」。

Wherever the franchise landed, it often gave people in other countries their first taste of Southern-style fried chicken.
このフランチャイズが上陸した場所はどこであれ、それはしばしば外国の人々であったが、彼らに初めて南部スタイルのフライドチキンの味わいを届けた。



確かにカーネルおじさんは、日本でフライドチキンを広めた立役者だった・・・あの赤白のパッケージを出先で親が買ってくれた日は、帰り道が嬉しかったのを覚えています。

カーネル・サンダースって名前かと思ったら「サンダース大佐」という意味だと知ったのは大分あとの話です(笑)。

文章の中で As a legitimate fast food「正規(合法)のファーストフードとして」というのは、それまでは南部のアフリカ系の人々が自分たちのキッチンで作って売っていたものを、会社として組織化して売るようになったという感じでしょうか。

フライドチキンをビジネスとして大きく広めようと思えば必要不可欠なプロセスで、これを最初に行ったのがカーネル・サンダースだったんですね。

まあレシピ発案者がビジネスのオーナーではないというのは、マクドナルドも同じで、オーナーは先に目をつけて合法的に整備した人なんですよねえ。

今も日本のクリスマスを彩るKFCの誕生秘話でした。


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