先日から「Pulp’s Different Class: The album that defined an era -「パルプ“Different Class”時代を示したこの一枚」を読んでいます。

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・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(1)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(2)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(3)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(4)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(5)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(6)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(7)
・「パルプ “ディファレント・クラス” 時代を示したこの一枚」(8)

Pulp had spent most of their lives on the outside looking in, making them the perfect champion of the disempowered.
パルプは人生のほとんどを外側から覗き見る事に費やし、それが彼らを無力の完全なるチャンピオンにした。


disempower「(人から)~する自信を奪う、無力化する」。

“Being able to observe without being observed yourself, you get to see the real sort of underbelly or workings of what goes off in life,” says Banks.
「自分は観察されることなく観察が出来ると、人生で起こるある種の弱点や仕組みがよく分かってくるんだ」とバンクス。


underbelly「(動物の)下腹部、(場所・計画などの)弱点、もろい所、泣き所」。

No detail passed Cocker by, from “the broken handle on the third drawer down of the dressing table” (F.E.E.L.I.N.G.C.A.L.L.E.D.L.O.V.E) to the “woodchip on the wall” in Disco 2000.
コッカーは「化粧台の3番目の引き出しの壊れたハンドル」(F.E.E.L.I.N.G.C.A.L.L.E.D.L.O.V.E)から、“Disco 2000”の「ウッドチップの壁紙」まで、それを詳しくは示さない。

His stories were specific, but reflected a wider society, too
彼の物語は具体的だが、より広い社会をも映し出していて、

- as in Sorted for E’s and Whizz, a song inspired by Cocker attending raves in the late 80s.
たとえば“Sorted for E’s and Whizz”は、80年代後半にコッカーが参加したレイヴに触発された曲だ。

“Is this the way they say the future’s meant to feel, or just 20,000 people standing in a field?”
「これが彼らの言う未来ってやつなのか、それともただ野原に2万人が突っ立ってるだけなのか?」

With illegal raves now on the rise again in the UK, he could easily be talking about 2020, not 1988.
英国では違法なレイヴが再び増加中なので、1988年ではなく2020年でも内容はすんなり通用しそうだ。

In fact, aside from calls to “meet up in the year 2000”, so much of the album and its themes of being young and out of options feels pertinent in the current day.
実際「2000年に会おうよ」という呼びかけを除いて、アルバムの多くの楽曲と選択肢がない若者というテーマは、今日でも的を射ている気がする。



“Different Class(異なる階級)”というアルバムの内容がもし今も通用するのなら、90年代以降も階級制度はほぼ変わらずか、むしろ差が開き続けている証ですから、あまり良くはなっていないんでしょうね。

「2000年に会おうよ」という呼びかけは“Disco 2000”の歌詞に出てくるんですが、これを書いた時のジャーヴィスは、その頃の世の中をどう想像していたのかな?と思います。

“Disco 2000”は幼馴染のイケてる女の子・デボラと、親同士は自分と彼女が将来結婚したらいいね、なんて話していて、主人公の少年もそれを期待したけれど、そうはならず。

学校を出て地元でくすぶっている自分、地元を離れて結婚したらしいデボラ(多分美貌を活かしてお金持ちをゲット?)、もう彼女との結婚は夢見てないけど、2000年になったら一回会おうよ、一人暮らしだからうちにおいでよ(もしかしたら一回くらいチャンスあるかも?)、みたいな曲です。

2000年には多少暮らしぶりも良くなって、自分もそれなりにカッコつけられるようになっている・・・そういう夢を描いて書いたのなら、ジャーヴィス単体でいえばその通り、というか想像以上の大躍進。

実際“Disco 2000”は、自分の幼馴染の女の子がモデルだとジャーヴィスは語っていて、その女の子自身も自分がデボラだろうと察しているという話がWikiに出ていました。

でも2000年に二人が会う事はなかったそうです(残念!)。


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