先日から「Is Japan losing its umami? -「日本は“うまみ”を失っている?」を読んでいます。
・「日本は“うまみ”を失っている?」(1)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(2)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(3)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(4)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(5)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(6)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(7)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(8)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(9)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(10)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(11)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(12)
・「日本は“うまみ”を失っている?」(13)
The group typically makes nine new barrels together in each workshop, and while Yamamoto keeps some of these kioke, he gives most to other companies.
1回の作業で通常9本の樽を作り、そのうちの何本かを山本さんが保管するが、ほとんどは他社に譲る。
As he sees it, the only way authentic shoyu can survive is to build more kioke, reacquaint the world with how it’s supposed to taste and drive up demand.
本格的な醤油が生き残るには、もっと木桶を作り、再び本物の味を世に知らしめ、需要を喚起するしかないと、彼は考えている。
reacquaint「再び広める」。
To do this, he’s proposed an ambitious goal to other brewers:
そのために、彼は他の醸造家たちに野心的な目標を提案した、
to increase the Japanese market from 1% to 2% – a leap that would require the construction of 3,000 additional kioke.
日本の市場を1~2%拡大するために、さらに3,000基の木桶を作る必要があると。
“Yamamoto is very respected among other soy sauce producers in Japan,” said Takahiro Hiramatsu, an aspiring shoyu brewer in Shodoshima.
「山本さんは、全国の醤油メーカーの人たちにとても尊敬されている存在です」と話すのは、小豆島で醤油造りを志す平松孝祥さん。
“He is a hero of soy sauce.”
「彼は醤油のヒーローです。」
At one of these January workshops several years ago, Yamamoto remembers that a man attended who worked for Kikkoman – the world’s largest soy sauce producer.
数年前の1月のワークショップに、世界最大の醤油メーカーであるキッコーマンの社員が参加していたのを山本さんは覚えている。
The gentleman was especially keen on learning the basics of kioke repair, and said he was not sent by his employer.
この男性は、特に木桶修理の基本を学ぶのに熱心で、勤務先から派遣されたわけではなかった。
The man later shared what he learned from Yamamoto’s workshop with his associates at the company’s factory in Noda,
彼はその後、山本さんのワークショップで学んだことを、野田にある工場の仲間に伝えたという、
where it maintains several old kioke to supply authentic soy sauce to the Japanese emperor and imperial family.
そこでは天皇陛下や皇室に本物の醤油を献上するため、古くからの木桶をいくつか維持しているのだ。
皇室の献上品はキッコーマンが作っているんですね、知りませんでした。
庶民向けとは違う、本気の本仕込の醤油・・・いつか「キッコーマンの本気」みたいな名前で限定販売とかされたら、ちょっと味わってみたい(笑)
山本さんの頑張りが着々と実を結んできているようで、こちらまで嬉しくなります。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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