先日から「The medical power of hypnosis -「催眠術の医学的な力」を読んでいます。
・「催眠術の医学的な力」(1)
・「催眠術の医学的な力」(2)
・「催眠術の医学的な力」(3)
・「催眠術の医学的な力」(4)
・「催眠術の医学的な力」(5)
Despite Mesmer’s popularity, animal magnetism soon fell out of fashion, but the phenomenon Mesmer had explored gained traction in the 19th Century under a new name: hypnosis.
メスメルの人気にもかかわらず、動物磁気学はすぐに廃れてしまったが、メスメルが探求した現象は、19世紀に催眠術という新しい名で人気を博した。
A string of illustrious physicians developed successive theories about its nature – distancing hypnosis from its mesmeric origins.
催眠術の本質について著名な医師が次々と理論を展開し、催眠術をその魅惑的な起源から遠ざけた。
Most famously, the founding figure of Western psychotherapy, Sigmund Freud,
最も有名なのは、西洋の精神療法の創始者ジークムント・フロイトで、
made some of his most well-known analyses based on the case reports of patients such as “Anna O” (Bertha Pappenheim, an Austrian-Jewish feminist), who Freud’s collaborator Josef Breuer treated with hypnosis from 1880-82.
1880年から82年にかけて、フロイトの共同研究者ヨーゼフ・ブロイヤーが催眠療法で治療した「アンナ・O」(オーストリア系ユダヤ人のフェミニスト、ベルタ・パッペンハイム)などの患者の事例報告に基づいて、彼の研究史上一番知られた分析をしている。
Freud later turned away from hypnosis in favour of his “free association” technique, but not before hypnotic therapy had shaped the foundations of Western psychotherapy.
フロイトはその後、催眠療法から離れ「自由連想」法を採用したが、催眠療法が西洋の心理療法の基礎を形成するには至らなかった。
Just as physicians were exploring the therapeutic potential of hypnosis, it was also developing a gaudier reputation on the stage.
医師たちが催眠療法の可能性を探っていた頃は、催眠術が舞台でも派手な評判を呼んでいた。
gaudy「けばけばしい、派手で俗っぽい」。
Infamous popular hypnotists toured Europe, suggesting their participants impersonate a chicken, become stiff as a board, or witness an apparition of the Virgin Mary.
有名な催眠術師がヨーロッパを巡り、参加者たちにニワトリのマネをさせたり、板のように硬くなったり、聖母マリアの出現を見させるなどの暗示をかけていた。
やはりどうしても神秘的な香りが漂うので、こういう超能力ショー的な興行も出てきますね。
いつの時代も神秘的な体験に人は魅了されるのでしょうね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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