ゴシップガール シーズン1 第14話より:

fall out of line
道を踏み外す、間違いを起こす、足並みを乱す、(仲間内の)掟を破る


ブレアは、チャックとネイトに二股をかけていたアバズレとして
あっという間に学校中で嫌われ者になってしまう。

ダンの妹・ジェニーはブレアの凋落をこれ幸いと彼女の後釜に収まり、
元ブレアの“仲良しグループ”と親しく付き合う事になる。

そしてそのグループは、これまでの鬱憤を晴らすかのように
ブレアに数々の嫌がらせをして楽しんでいる。

ネイトはそんなジェニーを呼びだし、
彼女たちと一緒につるむのは良くないと忠告するが
ようやく待ち望んでいた“仲良しグループ”の一員になれたジェニーは
全く聞く耳を持たないのだった。

I’m talking about your new circle.
僕は君の新しい仲間の事を言ってるんだ。(ネイト)

I mean, they’ve been friends with Blair forever,
だってその、彼女たちはずっとブレアの友達だったのに(ネイト)

and look what they’re doing to her.
どんな仕打ちをしたか見ただろう。(ネイト)

I mean if you fall out of line, what do you think is gonna happen to you?
つまりもし一歩間違えば、君だってどうなるかって事だぜ?(ネイト)

Well, then I won’t fall out of line.
それなら、間違えないようにするまでよ。(ジェニー)


circle は「円、輪っか」の他に「仲間」という意味があり、今回は後者の意味で使われています。

サークル活動の circle「サークル」ですね。

そして fall out of line は直訳すると「線から外れる、抜ける」、
それが転じて「道を踏み外す、間違いを起こす、足並みを乱す、(仲間内の)掟を破る」
といった意味になります。

line は「線、行列」、
仲間内やグループ内の守るべき線、乱してはいけない列などを表し
そこから fall out「外れる、抜ける」=「一歩間違える」という解釈になっています。

このシーンでネイトがジェニーに言っているのは
「彼女たちの気に入らない事をやったら、君もブレアと同じ目にあうぞ」という事で
「彼女たちの気に入らない行為をする」事を fall out of line を用いて表現しています。

具体的には登校して来たブレアの頭にヨーグルトを垂らす、
という嫌がらせを集団でしていたわけですが、
ひとたび女王蜂(ブレア)が群れを追われれば、
すぐに新しい女王蜂が誕生し、グループを支配するという構図なんですね。

そしてジェニーは女王蜂に仕える働き蜂(使い走り)・・・という感じで
ネイトはその立場の危うさに気づいて欲しいようですが
まだ若いジェニーはどうしても、表面の華やかさに惑わされてしまうようです。



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