モーツァルト・イン・ザ・ジャングル シーズン1 第4話より:

sabbatical
長期有給休暇


ロドリゴという新しい才能に、地位を明け渡す時が来たことを
今度こそはっきりと悟ったトーマスは
これまで使っていた自分用のオフィスを彼に譲るため、片づけを始める。

そしてしばらく音楽から離れ、充電の旅に出ると言う。

Look, um I’m going on sabbatical.
私は休暇を取るよ。(トーマス)

Sabbatical? Where are you going to go?
休暇ですか? どこへ行くんです?(ロドリゴ)

Somewhere warm, somewhere quiet,
どこか温かくて静かなところ、(トーマス)

somewhere where I can think and read and write.
そこで考え事や読書、執筆をしようと思う。(トーマス)

I’m completely burned out here. I’ve got to recharge.
今の私は燃え尽きた抜け殻でね。 充電が必要だ。(トーマス)

I understand. I so understand.
分かります。よく分かりますよ。(ロドリゴ)

No, you don’t, but you will.
いいや君には分からん。だがいずれ分かるだろう。(トーマス)


sabbatical(leave)「長期有給休暇」。

アメリカの大学教授には、7年毎に1年間の sabbatical が許されており
この期間は給与を得ながら好きな事をして、
新たな経験を積むと共に、次の7年間に向けた英気を養うのだそうです。

何と素晴らしい制度・・・この sabbatical leave は
確か「ナンバーズ」という天才数学教授が主人公のドラマでも出てきたと思います。

この7年毎のサイクル・仕切りというのはユダヤ教徒の習慣にもあるそうで
ユダヤ教では50年に一度「ヨベルの年」というのが来ます。

これは7×7=49 に 1を足して50年に一度、
つまり7年ごとのサイクルを4回過ぎた後に来る重要な区切りの年だそうです。

また養命酒のCMで「女性は7の倍数で体調に大きな変化が来る」と言ってましたが
何か7というのは、人間にとって大きな影響をもたらす数字なのかもしれませんね。

burned out「(気力・精力等が)燃え尽きた、使い果たした」。

燃え尽き症候群、なんて言葉がありますが、
burned out は正にその「燃え尽き」を表しています。

have got to~「~しなければならない、~する必要がある」。

recharge「元気を取り戻す、再充電をする」。

I’ve got to recharge(私は再充電しなければならない)。

自分の全てを出し尽くした、燃え尽きたから、再充電が必要・・・
というわけで、トーマスは長期休養に入るようです。


※「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」は Amazonプライムで視聴出来ます。


怪物的サービス、Amazonプライムをフル活用した英会話学習法 >>



ゆるく学ぼう!海外ドラマで英会話