ママと恋に落ちるまで シーズン9 第23話より:

too rich for one’s blood
高級すぎる、荷が重すぎる


ロビンとバーニーが式を終え、祝宴でダンスを踊る様子を眺めながら
テッドたちはロビンと出会った頃の事を思い出す。

テッドとバーニーは美しい彼女の気を引こうと頑張っていたが
リリーは二人に結婚する気でないなら手を出さないでと釘を刺す。

その時バーニーは、結婚なんか無理だと即答していたのに・・・
幸せそうに踊る二人を見ながら、一同は感慨深い思いに打たれていた。

Robin’s my new best friend, nobody bangs her.
ロビンは私の新たな親友よ、だから彼女とは寝ちゃだめ。(リリー)

Hey, hey, hey, she only rejected me three times, she’s still very much in play.
ちょっと待った、俺はまだ3回しかフラれてないんだから、まだ全然脈ありだ。(テッド)

(中略)

I really want this girl to stay a part of our lives.
本当に彼女とはずっと仲良しでいたいの。(リリー)

So the only way you’re allowed to hook up with her is… if you marry her.
だからもし彼女と付き合いたいなら・・・結婚するのが条件よ。(リリー)

Too rich for my blood.
俺には無理。(バーニー)


reject「拒絶する、拒む、断る」。

in play「冗談で、(ボールが)生きて、セーフで、ライン内で」。

she’s still very much in play(彼女はまだかなりライン内だ)
=「まだ全然脈あり」。

まだライン内・セーフであるから可能性は残っている、とテッドは言ってますが
すでに3アウトを食らっているのでは?(笑)。

I really want this girl to stay a part of our lives
(私は本当に彼女に人生の一部として残って欲しい)
=「彼女とはずっと仲良しでいたい」。

hook up「繋ぐ、結合する」、
hook up with~「~と付き合う、~とイチャつく・肉体関係を持つ」。

the only way you’re allowed to hook up with her is… if you marry her
(彼女と唯一付き合う方法は、結婚する事)。

そして too rich for one’s blood は「高級すぎる、荷が重すぎる」。

直訳すると「自分の血にはコッテリし過ぎる」、
濃厚過ぎて合わない、受け付けられないといった意味になります。

これで思い出すのは、沢木耕太郎の「深夜特急」で
貧乏バックパッカーの主人公が、確かイランで知り合いの建築家と久々に会って
とても豪華な夕食をご馳走になる話です。

普段は貧乏旅行なので食事も質素、それに慣れていた主人公の体が
突然のご馳走の洪水にビックリして、急性の下痢に見舞われてしまうんです。

でもこんなご馳走はこの先そうそう食べられない、だから全部しっかり栄養にしなければ、
と必死でトイレに行くのをこらえる(というか、移動中なのでトイレに行けない)という
シーンがまさに too rich for his blood(彼には重すぎる[ご馳走])という感じで
ふと思い出しました。

結婚など自分には重すぎる、と言っていたバーニー、
でもとても幸せそうで、人って変わるんだなあと思えるシーンでした。


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