BBCを英語で読む「変わり者は魅力的」（10）

先日から「Why ‘quirky’ people are attractive -「変わり者は魅力的」を読んでいます。

One study from 2014 shows that after seeing lots of bearded faces, women will find clean-shaven men more attractive and vice versa.
2014年に行われたある研究によると、女性はヒゲのある男性をたくさん見た後は、ヒゲのない男性をより魅力的に感じるようになり、その逆もまた同様だという。

vice versa「逆に、反対に、逆もまた同様」。

“So you get these novelty effects – it’s like: ‘Something different is being shown to me and it’s appealling’,” says Dixson.
「つまり目新しさの効果とは『何か他とは違うものを見せられている、それに惹かれる』といった感じです」とディクソン氏。

“If we consider advantages as cultural, then anti-conformity might be advantageous in areas such as music, literature, fashion, or visual art,” says Denton.
「文化的な優位性を考えた場合、音楽、文学、ファッション、ビジュアルアートなどの分野では反体制が優位になるかもしれません」と同氏。

“Here, it is not necessary that a rare variant is better in any way; rather, the uniqueness itself may be intrinsically valued.”
「この時、その稀な変異型が何かの面で優れている必要はなく、むしろその独自性そのものが本質的に評価されるのかもしれません。」

intrinsically「本来、もともと、本質的に、内因的に」。

This has been observed in the turnover of popular baby names.
これは人気の赤ちゃんの名前の変遷にも見られる。

Where our ancestors might have chosen common names for their universality, modern popular baby names quickly go out of fashion
私たちの祖先は、普遍性のある名前を選んできたかもしれないが、現代で人気の名前は、すぐに流行遅れになってしまう、

universality「一般性、普遍性、多方面なこと」。

- as if the fact that a name’s popularity makes it unpopular again.
ある名前が流行ると、また廃れるというように。

When it comes to naming our children, we have an anti-conformist bias.
子供の名づけに関しては、私たちには非順応バイアスがあるのだ。

It might be too soon to say we have reached peak beard,
ヒゲ人気がピークに達したというにはまだ早いかもしれないし、

or maybe, like with waist-to-hip ratios, there’s just something attractive about beards that cannot be explained with genetics.
ウエストとヒップの比率のように、ヒゲには遺伝では説明できない魅力があるのかもしれない。

- 完 -


ヒゲでも名前でも、ありふれると魅力が薄れる・・・すなわち魅力の源泉は「他とは違って映る事」という感じでしょうか。

グッピー方式で、誰とも似ていない個性あふれる存在として、それを好きだと言ってくれる人と出会う事を信じてつらぬく。

確かに本当に魅力的な人は大体そうだな、と思い至りました（笑）。

これを本当にやるには、価値観の見直しがいりそうですね。

今自分が良いと思っていることは、誰かの、何かのバイアスがかかってそう思っている？本当はどう？という見直し。

あ～大変そう（笑）、でもじっくり取り組む価値はありそうだなと思います。

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