ザ・メンタリスト シーズン3 第17話より:
diamond in the rough
未完の大器、掃き溜めに鶴
ニュートン医師殺害の容疑者として、同じ病院に努める若い医師・ワトソンを尾行し
彼の内緒の副業を知ったリグズビーとジェーン。
多額の学費返済に追われているワトソンは、事件当夜も副業をしていたとアリバイを主張、
ジェーンも彼の話に納得するが、リグズビーはまだ納得できていない。
I’m sorry. This man’s still a suspect.
残念だがな。 彼はまだ容疑者だ。(リグズビー)
If Newton found out about his moonlighting, that could be motive for murder.
もしニュートンが彼の副業を知っていたら、犯行動機になり得る。(リグズビー)
Newton knew.
彼は知ってました。(ワトソン)
He even came to the clinic to keep his skills up, give back to the community.
それどころが手伝ってくれてた、彼の技術を磨くためと、地域への恩返しだと。(ワトソン)
Regular saint.
立派な人だ。(ジェーン)
See? There you go. It’s obvious Watson here is a “diamond in the rough“.
ほらご覧よ。 ワトソンこそ正に「掃き溜めに鶴」じゃないか。(ジェーン)
One doctor clear, a whole hospital full of suspects to go.
彼の容疑は晴れた、容疑者で溢れてる病院に戻ろうよ。(ジェーン)
even 「それどころか」。
regular「模範的な、きちんとした、まったくの」、saint「聖人」=「立派な人」。
そして diamond in the rough は「未完の大器、掃き溜めに鶴」という意味で
直訳すると「原石のままのダイヤモンド」。
磨けば光る、金の卵、など他にもあてはまりそうな言葉が浮かびますが、
「これから研鑽を積んで立派になってゆく、その素質がある」というわけですね。
この学費の返済問題というのは、ドラマでもよく取り上げられるテーマだと思います。
日本だと親御さんが学費を出してくれるケースも少なくありませんが
アメリカでは多くの学生が、数百万円の学費の借金を抱えて社会人デビューする人が多く
返し終わるまでは慎ましい暮らしを強いられるケースが大半のようです。
進学先がアイビーリーグともなれば、学費は年間500万円前後、すると4年で2000万円ですから
規則違反と知りつつも副業してしまう気持ちも分かります。