先日から「How to become a ‘supercommunicator’ -「スーパーコミュニケーターになる方法」を読んでいます。

スーパーコミュニケーターになる方法


・「スーパーコミュニケーターになる方法」(1)
・「スーパーコミュニケーターになる方法」(2)
・「スーパーコミュニケーターになる方法」(3)
・「スーパーコミュニケーターになる方法」(4)
・「スーパーコミュニケーターになる方法」(5)
・「スーパーコミュニケーターになる方法」(6)

(以下、文中赤文字は記者の言葉)


What’s the role of non-linguistic communication?
非言語的コミュニケーションの役割とは何でしょう?

We know that about 50% of the way that we send signals and receive information in a conversation is not tied to the content of the words but everything that surrounds it:
私たちが会話の中でシグナルを送ったり、情報を受け取ったりする方法の約50%は、言葉の内容ではなく、それを取り巻く全てのもの、

the tone of voice, the speed at which someone speaks, their body language, the expressions on their face.
声のトーン、話すスピード、ボディランゲージ、顔の表情等と結びついていることが分かっています。

Our brains have this capacity to detect how people feel, by paying attention to two things: their energy and their mood.
私たちの脳は、人のエネルギーと気分、この2つに注目することで、相手の気持ちを察知する能力を持っています。

Babies will be able to pick up on their parents’ mood, even before they know how to speak or understand words.
赤ちゃんは、言葉を話したり理解したりする前から、両親の気分を察することが出来るのです。

But as we get older, words themselves become so captivating, so information rich,
ですが年齢を重ねるにつれて、言葉そのものがとても魅力的で、情報も豊富になってくるため

that we tend to stop paying attention to everything else, and sometimes we have to remind ourselves to do it.
私たちは他のことに注意を払わなくなりがちで、それを自分に思い出させなければならないこともあります。

In your book, you illustrate this with The Big Bang Theory sitcom.
著書の中であなたは「ビッグバン★セオリー」というシチュエーション・コメディで、そのことを説明してらっしゃいますね。

The Big Bang Theory was a total flop at first,
「ビッグバン★セオリー」は当初は大失敗でしたが


flop「バタバタ動く、ばったり倒れる、ごろりと横になる、寝入る、どかりと座る、どぶんと飛び込む、変節する、突然態度を変える、失敗に終わる」。

and the reason it succeeded was because the writers figured out how to have the characters express their feelings without using words.
それが成功したのは、脚本家たちが登場人物たちに言葉を使わずに感情を表現させる方法を見つけたからでした。

It’s about these physicists who are very bad at conveying their emotions or their feelings.
この作品は自分の感情や気持ちを伝えるのがとても下手な物理学者たちの話です。

That’s where the humour comes from – they’re so awkward that it’s funny.
彼らはとても不器用でおかしみがあって、そこにユーモアが生まれます。

But the problem is, how do you write a sitcom when your main characters can’t get across what they’re feeling or thinking?
しかし問題は、主人公たちの感情や考えが伝わらなければ、脚本の書きようがないということです。



「ビッグバン★セオリー」は見ていませんでしたが、そういう話なんですね。

大人になると言葉に頼り過ぎることがある・・・これは思い当たる節があります。

何かを端的に手短に伝えたい、そのことについてのやりとりは望まない、こんな場面が大人になると出てきます。

家庭内での細々した連絡、仕事上の報告や連絡、こういうものはその傾向が強いと思います。

しかしこのやり方を他の場面でも適用しようとしていないか、それは振り返って考えるようにしたいと思いました。


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