先日から「The surprising origin of fried chicken -「知られざるフライドチキンの起源」を読んでいます。
読んでいるとフライドチキンが食べたくなる・・・(笑)。
・「知られざるフライドチキンの起源」(1)
・「知られざるフライドチキンの起源」(2)
・「知られざるフライドチキンの起源」(3)
・「知られざるフライドチキンの起源」(4)
・「知られざるフライドチキンの起源」(5)
・「知られざるフライドチキンの起源」(6)
・「知られざるフライドチキンの起源」(7)
・「知られざるフライドチキンの起源」(8)
・「知られざるフライドチキンの起源」(9)
・「知られざるフライドチキンの起源」(10)
・「知られざるフライドチキンの起源」(11)
・「知られざるフライドチキンの起源」(12)
・「知られざるフライドチキンの起源」(13)
Every food tells a story, and as people around the world continue to look for that perfect bite of fried chicken, chefs, food writers, and restauranteurs have a tremendous opportunity to inform them about its origin.
すべての料理には物語があり、世界中の人々が完璧なフライドチキンを探し求める中で、シェフ、フードライター、レストラン経営者らは、その起源を彼らに知ってもらう絶好の機会を得ている。
Yet, being a cheerleader for Scottish fried chicken is harder these days because Harland Sanders’ influence looms so large.
とはいえハーランド・サンダースの影響力が大きく立ちはだかっていて、最近はスコットランドのフライドチキンのファンでいるのも困難になっている。
being a cheerleader for Scottish fried chicken is harder
(スコットランドのフライドチキンのチアリーダーになるのは難しくなっている)
=「スコットランドのフライドチキンのファンでいるのも困難」。
loom large「(危険や心配事などが)大きく迫る・立ちはだかる」。
“In terms of modern Scottish food, fried chicken is KFC to us,” said Rachel McCormack, a Scottish panellist for BBC 4’s The Kitchen Cabinet.
「現代スコットランドの料理事情から言えば、私たちにとってのフライドチキンとはKFCでしょう」と語るのは、The Kitchen Cabinet(食品や料理について専門家に質問出来るラジオ番組)でスコットランドの解答者を務めるレイチェル・マコーマック氏。
“It’s not something any good restaurant would do here, as it would baffle people.”
「お客さんががっかりしますから、良いレストランではそういうことは無いでしょうが。」
baffle「困惑・当惑させる、まごつかせる、挫折させる、くじく、失敗させる」。
But all is not lost.
だが全てが失われたわけではない。
According to Nicola Miller, an award-winning food writer based in England, nodding to deep-fried Mars bar and other local delicacies,
揚げマーズ・バーやその他地元の珍味にも敬意を払う、受賞歴もあるイギリスのフードライター、ニコラ・ミラー氏によると
nod to~「うなずいて示す・認める・行う、会釈・目礼する」。
“the Scots need little encouragement to crumb, batter and fry, and they are therefore uniquely placed for a reclamation.”
「スコットランド人はパン粉とバッター液の揚げ物をよくするので、独特なアレンジを思いつくようです。 」
need encouragement to~「~するよう勧められないとやらない」。
the Scots need little encouragement to crumb, batter and fry(スコットランド人は揚げ物をするのに[他社からの]勧めがほとんど要らない)=「揚げ物をよくする」。
reclamation「開墾、埋め立て、干拓、再生、再利用、更正、矯正」。
they are therefore uniquely placed for a reclamation(したがって彼らは再生のための独自の余地を残している)=「独特なアレンジを思いつく」。
Perhaps with more Scottish cheerleaders, and fewer Kentucky Colonels, fried chicken can finally come home to roost.
おそらくスコットランド版(フライドチキン)の応援団が増え、ケンタッキー大佐のそれが減ったら、フライドチキンはやっと故郷のねぐらに帰って来るのだろう。
roost「鳥(特に鶏)の止まり木、ねぐら、鶏舎」。
come home to roost「自分にはね返ってくる」。
- 完 -
最後の fried chicken can finally come home to roost は、多分「故郷のねぐらに帰って来る」だと思うんですが、come home to roost には「(悪い行いは)自分にはね返ってくる」という意味もあるんですね。
ただフライドチキンは悪さはしてないと思うので(笑)ここでは「ねぐらに帰って来る」としました。
スコットランド移民がアメリカに鶏の揚げ物を持ち込み、南部の黒人奴隷の間でそれが広まり、カーネル・サンダースがKFCでそれを世界に広めた。
今ではスコットランド人もフライドチキンといえばKFCという状態で、しかしもしかしてスコットランド版フライドチキンがもっと世の中に知られる日が来たら、その時が生まれ故郷に帰ってくるときだね、という感じでしょうか。
似た例ではフォーチュンクッキー、これは元々日本生まれのお菓子で、アメリカに渡った日系移民が作り始めたものですが、今では中華料理店で出てくるイメージが定着しています。
フライドチキンもそういう感じがあるのかもしれませんね。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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