先日から「The medical power of hypnosis -「催眠術の医学的な力」を読んでいます。
・「催眠術の医学的な力」(1)
・「催眠術の医学的な力」(2)
・「催眠術の医学的な力」(3)
・「催眠術の医学的な力」(4)
・「催眠術の医学的な力」(5)
・「催眠術の医学的な力」(6)
・「催眠術の医学的な力」(7)
・「催眠術の医学的な力」(8)
・「催眠術の医学的な力」(9)
・「催眠術の医学的な力」(10)
・「催眠術の医学的な力」(11)
・「催眠術の医学的な力」(12)
・「催眠術の医学的な力」(13)
・「催眠術の医学的な力」(14)
・「催眠術の医学的な力」(15)
・「催眠術の医学的な力」(16)
We end on two more tests.
最後にもう2つ、テストを行う。
First, I hold my hands out as though holding a football at arms’ length.
まず、サッカーボールを持っているかのように両手を広げる。
Terhune suggests my hands are being pushed apart by an irresistible force.
タヒューン氏は、私の手が不可抗力によって引き離されていると暗示をかけた。
The sensation is a bit like the invisible ball experiment, but stronger.
その感覚は見えないボール実験に少し似ているが、より強いものだ。
This time I’m curious to see what happens if I push back a little.
今回は、少し押し返してみたらどうなるのかと興味を抱いた。
I tentatively try to bring my palms together, but the suggestion is hard to resist.
私は試しに手のひらを合わせようとするが、暗示に抗うのは難しかった。
tentatively「試しに、とりあえず、暫定的に」。
In a few seconds, my arms are outstretched as wide as they can go.
数秒後、私の腕は思い切り広げられた。
In the last test, Terhune suggests my left arm becomes extremely heavy, and I have to try to lift my left hand out of my lap.
最後のテストでは、彼の暗示で左腕が極端に重くなり、左手を膝から持ち上げねばならなかった。
It’s about as difficult as when I tried to bend at my elbow – hard work, but I manage to lift my hand a few inches.
それは肘を曲げようとした時と同じくらい難儀だったが、なんとか数センチ上げられた。
My tests over, Terhune counts slowly back from 20 to zero to walk me out of hypnosis.
テストが終わると、タヒューン氏のカウントが20から0にゆっくりと戻され、催眠から解き放たれる。
On five, I open my eyes.
カウント5で私は目を開ける。
I feel a little dazed, as if I’ve overslept and woken up too quickly.
寝坊して素早く目を覚ました時のように、少し意識が朦朧としていた。
完全に暗示にかかったのか、自分では体のコントロールがきかなくなっている様子。
「病は気から」と言いますが、もしこれを医療に組み込めたらかなり興味深い。
身体的な不調もそうですし、精神的な不調にも一定の効果を得られそうな気がします。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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