BBCを英語で読む「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」（16）

先日から「How King Charles’ diamonds reveal Earth’s deep secrets -「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」を読んでいます。

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The diamond contains a pocket of a vivid blue mineral, hydrous ringwoodite,
このダイヤモンドには、鮮やかな青色の鉱物である含水リングウッダイトのポケットがあり、

which is a high-pressure form of olivine, the green mineral that makes up most of the upper mantle.
これは上部マントルの大部分を構成する緑色の鉱物、カンラン石の高圧型だ。

Under the microscope, it looks like a tiny shard of indigo glass – and this type contains around 2.5% water.
顕微鏡で見ると、藍色のガラス片のように見えるこのタイプは、約2.5％の水を含んでいる。

For years, scientists have believed that all the water at the Earth’s surface – in rivers, ice sheets, lakes and oceans – ultimately comes from the mantle.
長年科学者たちは、地球の表面にある全ての水、川や氷床、湖、海などは、最終的にマントルに由来すると考えてきた。

But where exactly it could be stored has been up for debate, particularly because olivine does not store water well.
しかし水がどこに蓄えられているのかについては、特にカンラン石は水をあまり保持しないために議論の余地があった。

However, the discovery of water-saturated ringwoodite suggests that it’s stored lower down, in the same region where many super-deep diamonds form.
だが含水リングウッダイトの発見は、多くの超深度ダイヤモンドが形成されるのと同じ領域、より下部に水が貯蔵されていることを示唆する。

The more scientists learn about them, the clearer it becomes that super-deep diamonds aren’t just extraordinary valuable in monetary terms
科学者たちが知れば知るほど明らかになる事は、超深度ダイヤモンドは、単に金銭的価値が高いのみならず

- without them, many of the processes inside the Earth would have remained hidden from view.
それがなければ地球内部の多くのプロセスが未だ見えないままであったことだ。

ダイヤモンドは美しく、価値ある宝石というだけだなく、地球内部の様子をそのまま地表に届けてくれるカプセルみたいな役割を担っていると。

割らなくても良いなら、世界中のそうしたダイヤモンドを調べてみてほしいものです（笑）。

人々がどうしても魅かれてしまう理由も、そうした神秘性が大いに関係しているのでしょうね。

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