先日から「How King Charles’ diamonds reveal Earth’s deep secrets -「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」を読んでいます。
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(1)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(2)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(3)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(4)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(5)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(6)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(7)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(8)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(9)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(10)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(11)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(12)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(13)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(14)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(15)
・「チャールズ国王のダイヤモンドが語る地球の深層」(16)
“There is definitely a wow factor when you’re trying to scrutinise something under the microscope, but then you also have in the back of your mind this idea that the object you’re handling is worth millions of dollars,” says Smith.
「顕微鏡でじっくり観察すると、確かに驚きがありますが、同時に自分が扱っている対象は何百万ドルもの価値があるという事も頭の片隅にあります」とスミス。
scrutinise「眇める、じろじろ見る、ジロジロ見る」。
“And it struck me a few times, I mean, just looking at some of these things, and thinking about, ‘Oh wouldn’t it be great if we could break this open or study in more detail just because it’s such a fascinating scientific sample’… but then you can’t because it’s such a valuable gemstone.
「そうしたものを見て“こんな魅力的な科学的サンプルを割ってみて、中をもっと詳しく調べてみたい・・・”と思ったことが何度かありましたが、とても貴重な宝石ですから出来るはずはありません。
There’s kind of a weird duality.”
どうにも奇妙な二面性がありますね。」
Since smashing diamonds is generally frowned upon, Smith can’t help longing for a less destructive – though no less radical – alternative: leaving diamonds in their rough form.
ダイヤモンドの破砕は通常嫌がられるので、彼はダイヤモンドを原石のまま残すという、破壊的ではなく、しかしより過激な選択肢に憧れを抱き続ける。
When the rocks emerge from the Earth, they’re lumpy and coarse, with none of the sparkle they acquire after they’ve been cut and polished
地上に出てきた岩石は、削ったり磨いたりした後のような輝きはなく、ゴツゴツとした粗さがある、
- but the surface you see reads like a history of their adventures underground.
だがその表面は、まるで地下での冒険の歴史のようだ。
“The diamond can be chemically etched away by magma, and you end up with these really unusual shapes and intricate features… the natural surfaces that have been sculpted by all these different forces over millions of years.
「ダイヤモンドは、マグマによって化学的に削り取られ、何百万年もの間、さまざまな力によって削り取られた自然の表面・・・つまり、とても珍しい形や複雑な特徴を持つようになるのです。
That is unique, and I see a lot of beauty in that.”
それは個性的で、そこに私は美しさを感じます。」
- 完 -
ダイヤモンドを砕いて内包物を調べる事は難しい、ならば何も加工しない状態で見たい、調べたい・・・科学者たちの願いはそれだ、という話でした。
地質学的に貴重な資料となりうるようなダイヤモンドは、宝石としても高い価値があるものなので、中を調べるチャンスはほぼ無いということ。
美術品や遺跡調査で行われるような、そのものを壊さずに出来る調査手法が出来ると良いですね。
カリナンを割るなんて、今の社会ではとてもとても出来ないでしょうし、もしやったらとんでもない事が起こりそう・・・。
ともかく戴冠式がつつがなく行われることを東の果てから祈念致します。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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