先日から「The medical power of hypnosis -「催眠術の医学的な力」を読んでいます。
・「催眠術の医学的な力」(1)
・「催眠術の医学的な力」(2)
・「催眠術の医学的な力」(3)
・「催眠術の医学的な力」(4)
・「催眠術の医学的な力」(5)
・「催眠術の医学的な力」(6)
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・「催眠術の医学的な力」(19)
・「催眠術の医学的な力」(20)
・「催眠術の医学的な力」(21)
・「催眠術の医学的な力」(22)
・「催眠術の医学的な力」(23)
Perhaps the best explored medical use for hypnosis is the tantalising promise of relieving pain without drugs.
催眠術の医学的利用法として最もよく知られているのは、薬を使わずに痛みを和らげるという魅力的な期待だろう。
A number of meta-analyses (research papers that analyse the findings of a comprehensive range of studies, assessing each for their quality and design) have found consistent results.
多くのメタアナリシス(様々な研究の結果を総合的に分析し、それぞれの研究の質やデザインについて評価した研究論文)により、一貫した結果が得られている。
Participants who are hypnotised experience more pain relief than around 73% of control participants, found one recent meta-analysis of 45 trials on hypnosis for pain relief.
催眠術による実験の参加者は、対照群の約73%よりも痛みが緩和されることが、最近の45の臨床試験メタ分析で明らかになった。
Two meta-analyses from the early 2000s concluded that hypnosis was superior to standard care and urged for it to be used more widely in clinical settings.
2000年代前半に行われた2つのメタアナリシスでは、催眠術は標準治療より優れていると結論づけられ、臨床の場でより広く使うよう促されている。
And as you might expect, these effects aren’t equal across the board
そしてご想像の通り、これらの効果は一律に均等ではなく
across the board「全体・全般・全てにわたって、全体的・全面的に、おしなべて、一律に、全ての対象に対して、例外なく、あまねく」。
- the more hypnotisable someone is, the greater the reduction in their pain, according to a review of 85 controlled experimental studies by authors including Terhune.
タヒューンを含む85の対照実験研究のレビューによれば、催眠術にかかりやすい人ほど、痛みが軽減されるという。
Some of the most exciting findings have been in the realm of chronic pain, defined as pain lasting more than three months.
最も心躍る発見は、3ヵ月以上続く痛みとされる「慢性疼痛」の領域で得られている。
In the UK, between 13-50% of people experience chronic pain, while in the US, around one-third of people do.
英国では13~50%の人が、米国では約3分の1の人が慢性疼痛を経験している。
Globally, nearly two billion people experience recurrent tension headaches, the most common type of chronic pain.
世界では約20億人が、慢性疼痛の中で最も多い緊張型頭痛を繰り返しているとされる。
By its nature, chronic pain is particularly difficult to treat with drugs,
慢性疼痛はその性質上、薬物治療が特に難しい、
as opioid analgesics are addictive, come with a burden of side-effects and contribute to the opioid epidemic.
オピオイド鎮痛剤には依存性があり、副作用の負担が大きく、オピオイドの蔓延の一因にもなっているからだ。
この慢性疼痛の緩和に催眠術が効果ありとされるなら、かなり助かる人が世界中にたくさんいると。
素晴らしい話ですがその辺は・・・製薬会社との絡みが色々難しそうだな~と思います。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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