先日から「The medical power of hypnosis -「催眠術の医学的な力」を読んでいます。
・「催眠術の医学的な力」(1)
・「催眠術の医学的な力」(2)
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・「催眠術の医学的な力」(4)
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・「催眠術の医学的な力」(23)
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・「催眠術の医学的な力」(25)
・「催眠術の医学的な力」(26)
The coercion question
強制力の問題coercion「強制、威圧、弾圧政治」。
Most of the reservations come down not to a lack of evidence, but a mixture of concerns and misconceptions about the involuntary nature of the hypnotic response.
この普及の遅さのほとんどは、科学的証拠の欠如によってではなく、催眠反応の不随意性についての懸念と誤解が混在しているためである。
involuntary「(自分の意志からではなく)思わず知らずの、無意識な、何気なしの、故意でない、不本意の、気の乗らない、不随意の」。
“This is one of the most widespread myths,” says Terhune.
「これは最も広く浸透している神話の一つです」とタヒューン氏。
“That if you come into a hypnosis session with me, I can control you, get you to do untoward things.
「催眠セッションをすれば、私があなたをコントロールし、異常な行動をさせることができるだとか。
The evidence for this is very poor.”
その根拠は非常に乏しいものです。」
Amanda Barnier, a professor of cognitive science at Macquarie University in Australia, explored this question in a study that made clever use of postcards.
オーストラリアのマッコーリー大学の認知科学教授、アマンダ・バーニエは、ポストカードを巧みに利用した研究でこの疑問を解決した。
She divided study participants into two groups -
彼女は研究参加者を2つのグループに分け、
one group of highly hypnotisable people were given a large stack of postcards and, after hypnotic induction, given the suggestion that they would send a postcard to Barnier every day until she gave them a call.
催眠効果の高い人たちのグループに大量のハガキを渡し、催眠誘導後、彼女から電話がかかってくるまで毎日ハガキを送るように暗示をかけた。
The next day, the postcards began to arrive – and they kept coming.
翌日からハガキが届き始め、どんどん増えていった。
When Barnier eventually called up her participants again, their reflections were fascinating.
彼女が電話をした時の、彼らの感想はとても興味深いものだった。
“The people who got the hypnosis said, ‘Oh my God, it was out of my control.
「催眠術を受けた人たちは『自分ではどうしようもなかった、
It was pouring with rain and I would still go out and post that postcard for you, I couldn’t help myself.
雨が降っていても、あなたにどうしてもハガキを出したくて仕方なかった。
I was compelled,’” Barnier recalls.
強制されたように』と言うんです」と彼女は思い返す。
タヒューンさんもはっきりと「そんな事はない」とは言ってないんですよね(笑)。
出来なくもない、ってことかなと感じますが、次のハガキの実験でも、ものすごい力を発揮していますし、医学界が催眠術を警戒するのも分かる気がしました。
理由は単純明快!「少ないコストでしっかり楽しく学べるから」。
私自身の経験(高機能でビックリ)をびっしり書いていますので、良かったら読んでみてください。
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